「一言に尽きる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「一言に尽きる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味があるのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「一言に尽きる」とは?
- 「一言に尽きる」の表現の使い方
- 「一言に尽きる」を使った例文と意味を解釈
- 「一言に尽きる」の類語や類義語
「一言に尽きる」とは?
「一言に尽きる」の概要について紹介します。
- 「一言に尽きる」の読み方
- 「一言に尽きる」の意味
- 「一言に尽きる」を分解して解釈
「一言に尽きる」の読み方
「一言に尽きる」は「ひとことにつきる」と読みます。
「一言」を「いちごん」と読み間違わない様に注意しましょう。
「一言に尽きる」の意味
「一言に尽きる」の意味は、「そのひとこと以外に表現できないこと」です。
何かの感想や意見を訊かれたものの、余りに内容が単純で一言位しか適当な言葉が見つからないことを言います。
その人の中ではっきりとした感覚や意見があるけれども、他に良い表現がみつからないことを表します。
「一言に尽きる」を分解して解釈
「一言に尽きる」は「ひとこと+に(助詞)+尽きる」で成り立っています。
「一言」は「挨拶など一つの言葉」「ちょっとした短い言葉」という意味です。
「尽きる」は「少しずつなくなってカラになる」という意味の他に「それで全てをカバーする言葉」「最後までその状態で終わること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「全てを言い尽くすちょっとした短い言葉」という意味で使われています。
「一言に尽きる」の表現の使い方
「一言に尽きる」の使い方
- 文法的な使い方
- 感極まった時の言葉
- 良い意味・悪い意味両方で使う
文法的な使い方
「一言に尽きる」は動詞として文章の終わりに使われます。
説明文というよりは、会話文としてその人の感想を表す文の補足として使われます。
「○○だ、その一言に尽きる」など使われます。
感極まった時の言葉
「一言に尽きる」は、その人が驚いたり感動したりして感極まった時に使われます。
何かの感想を言おうとして「それしか言葉が浮かばない状態」と表します。
良い意味・悪い意味両方で使う
「一言に尽きる」は良い意味でも悪い意味でも使われます。
人の感覚に訴えること全てが対象ですので、幅広く使える言葉です。
「一言に尽きる」を使った例文と意味を解釈
「一言に尽きる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「一言に尽きる」を使った例文1
- 「一言に尽きる」を使った例文2
「一言に尽きる」を使った例文1
「今年の夏は『暑い』の一言に尽きる」
毎日猛暑が続き、皆がウンザリしている時の表現です。
とにかく暑いという印象しか残らないことが伝わります。
「一言に尽きる」を使った例文2
「ダイヤモンド富士を見て『感動』の一言に尽きる」
富士山に太陽がかかり、ダイヤモンドの様に輝く「ダイヤモンド富士」を見て、感動してやまない様子を表しています。
「一言に尽きる」の類語や類義語
「一言に尽きる」の類語を紹介します。
- 「究極の表現」【きゅうきょくのひょうげん】
- 「~の念に堪えない」【~のねんにたえない】
「究極の表現」【きゅうきょくのひょうげん】
「他にそれ以上ないという言い方」のことです。
「~の念に堪えない」【~のねんにたえない】
「その感情が溢れてしまい抑えられないこと」という意味です。
「感謝の念に堪えない=感謝の一言に尽きる」「尊敬の念に堪えない=尊敬の一言に尽きる」などと使われます。
「一言に尽きる」は「そのひとこと以外に表現できないこと」です。
強く感動して他に言葉が浮かばない時に使ってみましょう。