「甘言」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「甘言」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、人を心地よくさせる力があるのですが、あまりにも気持ちいいために、むしろ注意しなくてはならないかもしれません。
その言葉に落とし穴があるからです。
そこで今回は、この「甘言」に焦点を当てていき説明をしていくことにします。
目次
- 「甘言」とは?
- 「甘言」の対義語
- 「甘言」の表現の使い方
- 「甘言」を使った例文と意味を解釈
- 「甘言」の類語や類義語
「甘言」とは?
「甘言」とは、「相手の心をひきつけたりする手段として使い、人にとって気持ちの良い言葉」ということになります。
- 「甘言」の読み方
「甘言」の読み方
「甘言」は「かんげん」という読み方になりますので、ここできちんと読めるようにしておきましょう。
「甘言」の対義語
「人を心地良くさせる言葉」という意味を持つ「甘言」の対義語としては、「苦言」があります。
「言われた相手にとっては、痛いと所を突かれて快くないが、その人のためになる忠告」という意味になります。
きついことを言われることは、誰でも嫌なことですが、その人を心配して言ってくれるのですから、素直な気持ちで受け入れることが大切です。
「甘言」の表現の使い方
「甘言」は言うなれば、「甘いささやき」のようなものです。
したがって、下心を持っている人が相手を騙す時に使われることがあります。
「甘言」で近づいて来る人には、注意しなくてはなりません。
「甘言」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「甘言」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「甘言」を使った例文1
- 「甘言」を使った例文2
「甘言」を使った例文1
「あの女性は、いつも甘言を持って近づいて来るのですが、結果的には人を騙してばかりなので、距離を置いておくことです」
「甘言」で言い寄ってくる人は、内心どのようなことを思っているのか分かりません。
恐らく自分にメリットになる相手を見つけては、近づいて来るのです。
そして、用なしになれば、後は知らんぷりされるだけなので、このような人には関わらないことです。
「甘言」を使った例文2
「あいつらは友人を甘言で騙して、辛い仕事を引き受けさせたのだ」
「甘言」の裏には必ず落とし穴があると思ってもいいくらいです。
普通なら誰もやりたくないような仕事を押し付けるために、このように「甘言」で騙して、嫌な仕事を押し付けてしまうのです。
やはり注意しなくてはなりません。
「甘言」の類語や類義語
「甘言」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「殺し文句」【ころしもんく】
- 「美辞」【びじ】
「殺し文句」【ころしもんく】
ちょっと物騒な語感の「殺し文句」も「甘言」の類義語として挙げることができます。
使われている語句とは裏腹に「一言で相手の心を強く引き付ける言葉」という意味があり、「女性の心をとらえる殺し文句」という使い方ができます。
「美辞」【びじ】
「美辞」という言葉もありますが、「美しい言葉」、「巧みな文句」という意味になります。
「美辞麗句」という四字熟語が有名です。
「甘言」という言葉を見てきましたが、やはり「甘い言葉」には注意しなくてはなりません。
どうしても「甘言」で気持ちよくなってしまうものですが、その後には怖く辛い世界が待っているかもしれません。