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「大勢」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

「大勢」は、読み方で意味が大きく変わるのが特徴と言える言葉です。

大勢

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「大勢」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「大勢」の2つの読み方
  • 「大勢」の表現の使い方
  • 「大勢」を使った例文と意味を解釈
  • 「大勢」の類語や類義語


「大勢」の2つの読み方

「大勢」の2つの読み方

この「大勢」には、2つの読み方、及び意味があります。

それぞれ全く違う言葉だと考えて構わないほど意味が異なる為、ここでは別々に説明していきます。

  • 「大勢」(おおぜい)とは?
  • 「大勢」(たいせい)とは?

「大勢」(おおぜい)とは?

「大勢」「おおぜい」と読んだ場合、「多くの人」という意味になります。

「大勢のお客さんが押し掛けてきた」と使えば、それだけ多くお客さんが来たことの表現になります。

基本的には人間に対して使う言葉ですが、「大勢の動物の鳴き声が聞こえる」のように使うこともできます。

「大勢」(たいせい)とは?

「大勢」「たいせい」と読んだ場合には、状況について説明する為の言葉になり、「大筋の成り行き」という意味で使います。

「もう大勢は決した」と使うことで、「もう大筋の成り行きは決まった」ことが表現できます。

このような使い方が多い言葉で、どちらの意味なのかは用い方ですぐに分かるでしょう。



「大勢」の表現の使い方

「大勢」の表現の使い方

単に「大勢」とだけ表記した時には、どちらの読み方、意味なのかの区別がつきません。

その為、前後の文脈がとても大切になる言葉で、「大勢の」と使っていれば、「多くの人(もしくは動物)」の方で「おおぜい」と読み、「大勢は」「大勢が」とした時には、「たいせい」の方だと判断していいでしょう。

尚、「おおぜい」の方の場合、「多勢」という表記でも同じ意味で、「たぜい」とも読める言葉です。

この読み方をして、「多勢に無勢(ぶぜい)だ」と使うと、相手がとても多い為にとても相手にならないという意味になります。

「大勢」を使った例文と意味を解釈

「大勢」を使った例文と意味を解釈

「大勢」を使った例文と、その意味の解釈です。

文章中に使うと、どちらの意味で使っているかすぐに分かります。

  • 「大勢」を使った例文1
  • 「大勢」を使った例文2

「大勢」を使った例文1

「これだけ大勢居るとなると、簡単には終わりそうにない」

多くの人が居る為に、簡単に終わることはなさそうだと使っています。

何かの対応時に愚痴のように使っている例ですが、それだけ多くの人が相手なのだと分かります。

「大勢」を使った例文2

「もはやこの大勢は動かないだろう」

何かの成り行きがほぼ決まった状態になり、そのまま変わらないだろうと言っている例です。

先に挙げた、「大勢が決した」と言われる状況です。



「大勢」の類語や類義語

「大勢」の類語や類義語

「大勢」と似た意味で使える言葉です。

それぞれの意味の類語を挙げていきます。

  • 「多数」【たすう】
  • 「形勢」【けいせい】

「多数」【たすう】

「多数の人がやってきた」のように、「大勢」(おおぜい)の言い換え表現になります。

また、人や動物以外の物に対しても使える言葉です。

「形勢」【けいせい】

「形勢はもう決まったも同然だ」などと使うと、「大勢」(たいせい)とほとんど同じ意味です。

その為、よく似た意味の言葉同士だと考えていいでしょう。

icon まとめ

この「大勢」は、どちらの意味なのかさえ分かれば、解釈や使い方は特に難しくない言葉だと言えるでしょう。