「窮する」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「窮する」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「窮する」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「窮する」とは?
- 「窮する」の表現の使い方
- 「窮する」を使った例文と意味を解釈
- 「窮する」の類語や類義語
「窮する」とは?
「窮する」とはお金や品物が足りずに苦しむこと、行き詰って苦しむ、困り切るという意味があります。
- 「窮する」の読み方
「窮する」の読み方
「窮する」とは「きゅうする」と読みます。
「窮する」の表現の使い方
「窮する」とはお金や品物が足りなくて苦しいという意味で使う場合は「生活に窮する」「失業して貯金もなく窮している」などと使います。
また行き詰まって苦しい、困り切るという意味では「答えに窮する」という風に言います。
「窮する」を使った例文と意味を解釈
それでは「窮する」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「窮する」を使った例文1
- 「窮する」を使った例文2
「窮する」を使った例文1
「度重なる夫の転職により、生活に窮するようになった」
一家の大黒柱が、何度も仕事を変えることにより生活が不安定になりお金に困ることを「生活に窮する」と言い表します。
これは貧乏になる、落ちぶれるといった意味合いです。
「窮する」を使った例文2
「正論で責められて、返答に窮するのだった」
正論というのは道理にかなっている正しい主張ですから、それで責められますと返す言葉もないのです。
何と答えていいか、言い訳もできないことを「返答に窮する」と言います。
これは返事に困る、という意味合いです。
「窮する」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「窮する」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「生活が逼迫する」【せいかつがひっぱくする】
- 「貧しい暮らしをする」【まずしいくらしをする】
- 「困苦にあえぐ」【こんくにあえぐ】
「生活が逼迫する」【せいかつがひっぱくする】
「生活が逼迫する」とは、生活が行き詰まり、ゆとりがない状態になるという意味ですから、ようするにお金がなくなる、貧乏になるという意味で使います。
「このまま、仕事がなければあっという間に生活が逼迫するだろう」「生活が逼迫するのと並行して夫婦仲も悪くなっていった」などと使います。
「貧しい暮らしをする」【まずしいくらしをする】
「窮する」とはお金や品物が足りなくて苦しいという状態です。
それを生活に当てはめますと、「貧しい暮らしをする」ということになります。
「父の失業により、ずっと貧しい暮らしをしています」「貧しい暮らしをするのに嫌気がさして父は出て行った」などと使います。
「困苦にあえぐ」【こんくにあえぐ】
「困苦にあえぐ」とは困り苦しみ、上手くいかないことに悩むことを言います。
「この仕事が成功すれば、困苦にあえぐような生活はもう終わりだ」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「窮する」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。