「何時に無く(いつになく)」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「何時に無く(いつになく)」という言葉を使うことがありますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「何時に無く(いつになく)」とは?
- 「何時に無く(いつになく)」の表現の使い方
- 「何時に無く(いつになく)」を使った例文と意味を解釈
- 「何時に無く(いつになく)」の類語や類義語
「何時に無く(いつになく)」とは?
「何時に無く(いつになく)」の概要について紹介します。
- 「何時に無く(いつになく)」の意味
- 「何時に無く」を分解して解釈
- 「何時に無く」と「何時と無く」の違い
「何時に無く(いつになく)」の意味
「何時に無く(いつになく)」の意味は「今までに一度もない程」ということです。
自分が知っている限りで過去から現在において、経験のない様な程度のことを言います。
人やものごとの見た目や状態、自分の気持ちなどあらゆるものの雰囲気を表す言葉です。
「何時に無く」を分解して解釈
「何時に無く」は「何時+に(助詞)+無く」で成り立っています。
「何時(いつ)」は「時間が定まっていないこと」「いつも」「平常」という意味があります。
「無く」は形容詞「無い」の連用形で、「無いこと」という意味です。
これらの漢字が組み合わさり「いつもではないこと」という意味で使われているのです。
「何時に無く」と「何時と無く」の違い
「何時に無く」と似た響きの言葉に「何時と無く」がありますが、この2つの言葉の意味は全く違います。
「何時に無く」は「これまでにない様な」という意味です。
「何時と無く」は「いつの間にか」という意味です。
一文字違うだけで意味に違いがありますので、覚えておきましょう。
「何時に無く(いつになく)」の表現の使い方
「何時に無く(いつになく)」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分を基準にして使う
文法的な使い方
「何時に無く(いつになく)」は副詞として動詞を伴って使われます。
名詞が続く場合、「何時に無い」と形容詞になります。
自分を基準にして使う
「何時に無く(いつになく)」は、自分が「いつもとは違う」と思った時に使います。
人やものの様子を見てその様に感じた時の表現で、他人の意見は含まれません。
「何時に無く(いつになく)」を使った例文と意味を解釈
「何時に無く(いつになく)」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「何時に無く(いつになく)」を使った例文1
- 「何時に無く(いつになく)」を使った例文2
「何時に無く(いつになく)」を使った例文1
「彼は何時に無く陽気にはしゃいでいた」
いつもは大人しい性格の男性が、何か良いことがあったのか、或いはその逆か、その時に限って楽しそうに盛り上がっていたことを表しています。
「何時に無く(いつになく)」を使った例文2
「お祭りで商店街が何時に無く活気に溢れていた」
いつもは閑散としている商店街ですが、お祭りの時期とあり、提灯を下げるなどして賑やかな状態であることを表しています。
「何時に無く(いつになく)」の類語や類義語
「何時に無く(いつになく)」の類語を紹介します。
- 「稀に見る」【まれにみる】
- 「妙に」【みょうに】
「稀に見る」【まれにみる】
「めったいに見られなくて珍らしい様子」という意味です。
「妙に」【みょうに】
「普段と違い不思議な感じがする様子」という意味です。
「何時に無く(いつになく)」は「今までに一度もない程」という意味です。
目の前の人やものごとがとても新鮮に感じた時に使ってみましょう。