「やっつけ仕事」とは?意味や類語!例文と解釈
ビジネスで「やっつけ仕事」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「やっつけ仕事」とは?
- 「やっつけ仕事」の語源
- 「やっつけ仕事」の表現の使い方
- 「やっつけ仕事」を使った例文と意味を解釈
- 「やっつけ仕事」の類語や類義語
「やっつけ仕事」とは?
「やっつけ仕事」の概要について紹介します。
- 「やっつけ仕事」の読み方
- 「やっつけ仕事」の意味
「やっつけ仕事」の読み方
「やっつけ仕事」は「やっつけしごと」と読みます。
漢字で書くと「遣っ付け仕事」ですが、読みにくい為に「やっつけ」と平仮名表記にすることが多くなります。
「やっつけ仕事」の意味
「やっつけ仕事」の意味は「間に合わせにするいい加減な仕事」です。
時間が足りなかったり、面倒くさいからと言って適当に手を抜いたり、手順を省略して終わらせる仕事のことを言います。
期限厳守で、どうしても帳尻を合わせなければならない時に「いつもこれで合っているから大丈夫だろう」とよく調べなかったり、最終チェックをせずに提出してしまう時の表現です。
「やっつけ仕事」の語源
「やっつけ仕事」の語源は、「やっつけ」という言葉からきています。
「やっつけ」は「遣っ付ける」と書き、元は「やりつける」という言葉でした。
意味は「相手を打ち負かす」「一気に雑にやり通す」「飲む・食うの意味」です。
ここから「やりつける」→「やっつける」→「やっつけ」になり、その様な仕事という意味で「やっつけ仕事」となったのです。
ビジネススラングとしてシニア層まで幅広く使われています。
「やっつけ仕事」の表現の使い方
「やっつけ仕事」が使われるシーンを紹介します。
- とにかくボリュームが多いデータの入力作業
- 報告書や議事録などの文書作成作業
とにかくボリュームが多いデータの入力作業
決算期の経理伝票の入力や営業のオーダーの入力など、非常にボリュームが多いデータの入力作業は、とにかく人手を確保して締切までに終らせる必要があります。
普段入力作業を担当している人だけではなく、他の人も手伝ってひたすら数をこなすことになり、その結果入力ミスなどが出てしまいます。
この様な雑な作業を「やっつけ仕事」と言います。
報告書や議事録などの文書作成作業
出張の報告書や会議の議事録などは、一生懸命作成しても記録として残るだけで、特に注目されることはありません。
ところが文書を作成して印刷する必要があり、手間も暇もかかるものです。
面倒であることから、以前の書式をそっくりコピーして日付や内容だけを変えたりして、さっさと切り上げてしまいます。
この様ないい加減な作業を「やっつけ仕事」と言います。
「やっつけ仕事」を使った例文と意味を解釈
「やっつけ仕事」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「やっつけ仕事」を使った例文1
- 「やっつけ仕事」を使った例文2
「やっつけ仕事」を使った例文1
「とても締切に間に合いそうにないので、ついやっつけ仕事をしてしまった」
残業をしても締切りに間に合いそうもなかったので、手順を省略したり以前のデータを使うなどして一気に仕上げてしまったことを表しています。
「やっつけ仕事」を使った例文2
「やっつけ仕事で終わらせたら、後からミスが分って大変だった」
件数が多いからと一気に終わらせてそのまま提出したら、入力ミスや記載ミス、漏れなどがあり、他の部署から苦情が来るなど問題になってしまったことを表しています。
「やっつけ仕事」の類語や類義語
「やっつけ仕事」の類語を紹介します。
- 「手抜き仕事」【てぬきしごと】
- 「雑な仕事」【ざつなしごと】
「手抜き仕事」【てぬきしごと】
「やるべきことをきちんとやらずに、いい加減に終わらせた仕事」という意味です。
「雑な仕事」【ざつなしごと】
「やることが大まか過ぎて仕上りに乱れが見られること」という意味です。
「やっつけ仕事」とは「間に合わせにするいい加減な仕事」という意味です。
悪い意味で使われる言葉ですので、自分から口にしない様にした方がいいでしょう。