「膠着状態」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
仕事や勉強・試合など物事は順調に進んでいく場合もあればそうではないときもあります。
物事の進行具合を表現する言葉は様々に存在しますが、その一つに「膠着状態」が挙げられます。
いったいどのような言葉か、紹介していきます。
目次
- 「膠着状態」とは?
- 「膠着状態」の表現の使い方
- 「膠着状態」を使った例文と意味を解釈
- 「膠着状態」の類語や類義語
「膠着状態」とは?
「膠着状態」とは物事が進まず、同じ状態を保ってしまう・行き詰っていることを意味します。
「膠着状態」になる原因は様々に存在しますが、対象となる物事は仕事・作業・勉強・運転等、進行・展開していくものであれば多くの場合適応します。
また「膠着状態」は完全に停滞している場合だけでなく、変化が少ない・乏しいという場合にも適応します。
そのため小さい進展・変化がある場合でも「膠着状態」は適応します。
- 「膠着状態」の読み方
「膠着状態」の読み方
「膠着状態」とは「こうちゃくじょうたい」と読みます。
それぞれ漢字は「膠着」「状態」に分けられ、それぞれ音読みでの読み方となります。
「膠着状態」の表現の使い方
「膠着状態」という言葉は進展しない・変化しないことに対して適応し、試合や仕事・物語など様々な場面で用いられます。
ビジネスシーンに限らず、試合を見ている時の印象・乾燥のようにプライベートでも用いる機会は多いです。
また「膠着状態」は使い手の主観によっても左右される面もあります。
そのためその人にとって「膠着状態」と感じても周りにとってはそうではない場合もあります。
それを考慮し、使う際には客観的に見て明らかに適応する場合が望ましいとされます。
「膠着状態」を使った例文と意味を解釈
「膠着状態」という言葉は様々な場面で適応し、日常的に用いられる言葉の一つですが、使い方を誤っている人もいます。
実際に正しく使う際にはどのように使うか例を紹介していきます。
- 「膠着状態」を使った例文1
- 「膠着状態」を使った例文2
「膠着状態」を使った例文1
「試合はずっと膠着状態だよ。どっちがこの状態を破るか、ハラハラしているよ」
この場合、試合の進行状況について語っています。
試合自体は進んでいるも展開が乏しく同じような状態が続いています。
そしてどちらのチーム・選手がどのように試合を進めていくか楽しみにしていると話しています。
「膠着状態」を使った例文2
「友人と喧嘩してしまって気まずくて。もう何か月も膠着状態だよ」
この場合、友人とのトラブル後の状態に用いられています。
けんかした後の気まずい状態が何か月も続いており、改善も悪化もせずに同じ状態が続いていることを伝えています。
「膠着状態」の類語や類義語
「膠着状態」とは様々な場面で適応しますが、時には言い換えた言葉が用いられる事もあります。
どのような類語・類義語が存在するか、紹介していきます。
- 「手詰まり状態」【てづまりじょうたい】
- 「均衡を保つ」【きんこうをたもつ】
「手詰まり状態」【てづまりじょうたい】
「手詰まり状態」とは打つ手・方法が尽きてしまい、どうしようもない状態に陥っていることを意味します。
将棋で用いられる事が多いですが、展開していく術・手段がなくずっと停滞している状態であり、膠着状態の類語とされています。
「均衡を保つ」【きんこうをたもつ】
「均衡」とは2つ以上の物・対象物に対してつり合い・バランスが保たれていることを意味します。
意味合いとしては良い意味で現状を維持しているとなりますが、解釈としては膠着状態の類語となります。
「膠着状態」という言葉は様々な場面で適応する言葉です。
広く知られている言葉でもあり、正しく理解したうえで使いこなし、場面に応じて表現を変えたりと類語・類義語も知っておくことが必要です。