「白い目で見られる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画や小説などで「白い目で見られる」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「白い目で見られる」とは?
- 「白い目で見られる」の表現の使い方
- 「白い目で見られる」を使った例文と意味を解釈
- 「白い目で見られる」の類語や類義語
「白い目で見られる」とは?
「白い目で見られる」の概要について紹介します。
- 「白い目で見られる」の読み方
- 「白い目で見られる」の意味
- 「白い目」とは
- 「白い目」の由来
「白い目で見られる」の読み方
「白い目で見られる」は「しろいめでみられる」と読みます。
難しくない漢字ですので読み書きできる様にしておきましょう。
「白い目で見られる」の意味
「白い目で見られる」の意味は「冷たい、悪意のこもった視線を浴びせられること」です。
相手から、明らかに自分のことを嫌っているか憎んでいるという目つきで見られることを言います。
自分が相手を不快にする様なことをした時や、世間的に問題視される様なことをした時に、周囲の人に冷たい態度をされる時の表現です。
「白い目」とは
「白い目」とは、相手をまっすぐ見ずに、ちらりと上目づかいに見たり、横目で見る様子のことです。
黒目が外側に寄りますので、白目の範囲が大きくなります。
嫌な人をなるべく視界に入れない様にしている時の例えとして使われる様になりました。
「白い目」の由来
「白い目」の由来は、中国の歴史書である「晋書」に記載されている内容からきています。
魏の儒学者である「阮籍(げんせき)」という人物が、自分の気に入らない客に対しては「白い目」で接して、気に入っている客には「青い目」で接しました。
このことから「白い目で見る」という言葉が使われる様になりました。
因みに「青い目」とは青い色の目ではなく「まっすぐな」「はっきりとした」という意味です。
「白い目で見られる」の表現の使い方
「白い目で見られる」の使い方を紹介します。
- 受け身で使う場合
- 悪い意味で使う
受け身で使う場合
「白い目で見られる」は受け身ですので、相手が自分のことを嫌っている時に使われます。
自分が相手を嫌っている時には「白い目で見る」と能動態になります。
悪い意味で使う
「白い目で見られる」は、相手との関係が悪くなっている時に使われますが、どちらが悪いと限定している言葉ではありません。
相手から冷たくされている状態ですが、原因は相手かも知れないし自分かも知れないのです。
「白い目で見られる」を使った例文と意味を解釈
「白い目で見られる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「白い目で見られる」を使った例文1
- 「白い目で見られる」を使った例文2
「白い目で見られる」を使った例文1
「職場で風邪を人にうつしてしまったら、しばらく白い目で見られた」
酷い風邪を引いたのですが、無理して出勤していたところ、他の人達にうつってしまい、皆から非難されたことを表しています。
「白い目で見られる」を使った例文2
「クラシックの演奏会で携帯が鳴ってしまい、白い目で見られた」
クラシックの演奏会では必ず携帯の音は消さなければならないのですが、ついうっかり忘れていて鳴らしてしまい、周囲から冷たい目で見られたことを表しています。
「白い目で見られる」の類語や類義語
「白い目で見られる」の類語を紹介します。
- 「冷たい視線を浴びせられる」【つめたいしせんをあびせられる】
- 「白眼視される」【はくがんしされる】
「冷たい視線を浴びせられる」【つめたいしせんをあびせられる】
「冷ややかな視線で見られること」という意味です。
「白眼視される」【はくがんしされる】
「白い目で見られる」の漢語表現です。
「白い目で見られる」は「冷たい、悪意のこもった視線を浴びせられること」という意味です。
人から嫌われていると感じた時に使ってみましょう。