「紛れもない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「紛れもない」は、よくよく見ると、そのままの意味の言葉だと分かるでしょう。
目次
- 「紛れもない」とは?
- 「紛れもない」の表現の使い方
- 「紛れもない」を使った例文と意味を解釈
- 「紛れもない」の置き換え表現
「紛れもない」とは?
「紛れもない」とは、「間違いない」、「その通り」という意味で使われる言葉です。
「紛れもない事実だ」と使うと、「間違いのない事実で、その通りである」といった解釈になります。
「紛れ」とは、偶然や何かの間違いといった意味で使う言葉で、そのようなものも何もなく、間違いのないことだと解釈すると分かりやすいでしょう。
つまり、冒頭のように見たままの意味の言葉となっています。
- 「紛れもない」の読み方
「紛れもない」の読み方
「紛れもない」は、「まぎれもない」と読みます。
この「紛れ」については上で軽く説明しましたが、もう少し書くと、「不確定要素」と言い換えることができます。
それらを一切含まない、間違いのないことがこの「紛れもない」という言葉です。
「紛れもない」の表現の使い方
「紛れもない」という言葉は、間違いのないことに使いますが、本当にそうなのかまではこの言葉が用いられただけでは分かりません。
それは、必ず間違いのないことにしか使えないという訳でもないからです。
使った人がそう考えているだけで、本当は違う可能性も充分に考えられます。
よって、言葉としては間違いのないことが表されているのは確かですが、後は使った人次第になる言葉だと言えるでしょう。
「紛れもない」を使った例文と意味を解釈
「紛れもない」を使った例文と、その意味の解釈になります。
「紛れもなく」という形でも使っても意味が変わることはありません。
- 「紛れもない」を使った例文1
- 「紛れもない」を使った例文2
「紛れもない」を使った例文1
「それが紛れもない真実だと知ったのは、つい最近のことだ」
それが本当だと最近になって知ったと言っている使い方です。
「真実」という時点で本当のことという意味ですが、この「紛れもない真実」や上に挙げた「紛れもない事実」とすることで、更にその度合いが高まると考えてください。
「紛れもない」を使った例文2
「ここ2戦で見せた強さから、彼の実力は紛れもなく本物だ」
その選手がすごい能力の持ち主だと言っていますが、このように発言した人がそう思い込んでいるだけの可能性もあるという使い方の例です。
この「紛れもなく」とすると、形容詞的な使い方ができる言葉です。
「紛れもない」の置き換え表現
「紛れもない」と同様の意味で使える表現です。
この言葉は、これらに置き換えることができます。
- 「疑う余地もない」【うたがうよちもない】
- 「動かしがたい」【うごかしがたい】
「疑う余地もない」【うたがうよちもない】
「それは紛れもない事実だ」は、「それは疑う余地もない事実だ」と言い換えられます。
また、「それが事実なのは疑う余地もない」のようにしても構いません。
「動かしがたい」【うごかしがたい】
この「動かしがたい」も、「紛れもない」と同じく「間違いない」という意味で使います。
上の例にこの言葉を当てはめると、「それは動かしがたい事実だ」となり、こちらも言い換え表現になります。
「紛れもない」は、上の類語の2つと共に、「間違いない」という意味で広く使われている言葉です。