「近寄る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「近寄る」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「近寄る」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「近寄る」とは?
- 「近寄る」の表現の使い方
- 「近寄る」を使った例文と意味を解釈
- 「近寄る」の類語や類義語
「近寄る」とは?
「近寄る」というのは「近くによる」、「近づく」という意味になります。
「近寄る」という表現と「近づく」という表現は確かに似ていますが、実は若干異なるのです。
「近寄る」というのは人間や動物が何かのそばに行く、という事を指しており、「近づく」というのは人間や動物以外に物事、音、状態、時間、距離が近くなることにも使われます。
例えば「台風が近づく」とは言いますが、「台風が近寄る」とは言わないですよね。
- 「近寄る」の読み方
「近寄る」の読み方
「近寄る」は「ちかよる」と読みます。
日常的にも使われる表現ですのでぜひ知っておきましょう。
「近寄る」の表現の使い方
「近寄る」というのはあるものの近くによる、という意味であり、人間や動物が何かのそばに近づく場合に使われる表現です。
例えば、「近所の人が近寄ってきた」などと使えますよね。
しかし、人間や動物以外には「近寄る」という表現は使えませんし、主語が人間などであったとしても話題が最終的な到達地になっている場合は使えません。
例えば、「目的地に近づいた」とは言えますが「目的地に近寄った」とは言えませんね。
「近寄る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「近寄る」を使った例文1
- 「近寄る」を使った例文2
「近寄る」を使った例文1
「私が転んだ時、子供たちが近寄ってきて声をかけてくれました」
誰でも道路などで転んでしまい、1人で立ち上がれなかった、などという経験があるのではないでしょうか。
足をひねってしまった、派手にすりむいてしまった、などということがあると1人で立ち上がれませんし、その後歩くのも大変です。
しかしそんな時、もしかしたら子供たちが近寄ってきて手を貸してくれた、子供たちが声をかけてくれた、などということもあるかもしれません。
子供たちではなくても、誰かが近寄ってきて手を差し伸べてくれるとありがたいですよね。
「近寄る」を使った例文2
「そのとき、彼が近寄ってきて道を教えてくれました」
道に迷っている時など、誰かが近寄ってきて道を教えてくれると心強いですよね。
道に迷っている人は意外に見ればわかるものです。
そんな時、道を知っている人が近寄ってきてどうしたのか、と尋ねてくれると、道に迷っていた人にとってはとてもありがたいのではないでしょうか。
「近寄る」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「迫る」【せまる】
- 「接近する」【せっきんする】
「迫る」【せまる】
「迫る」というのは「感覚が小さくなる」ということであり、「間が狭くなる」という意味で使われます。
「何かが近くまで勢いよく近づいてくる」という時に使われる表現です。
「接近する」【せっきんする】
「接近する」という表現は「近くによる」、「近づく」という意味があります。
両者の程度や内容の違いが少なくなるときに使われます。
「近寄る」という表現は日常会話でも使われますので覚えておきましょう。
「近づく」との違いも併せて知っておきたいですね。