「雲隠れ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「雲隠れ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、そんなに頻繁に出てくる言葉ではないかもしれませんが、日常生活・ビジネスシーンの中でも、たまに耳にすることがあるかもしれません。
そこで今回は、この「雲隠れ」について説明して行くことにします。
言葉の意味や活用法を見て理解を深めてください。
目次
- 「雲隠れ」とは?
- 「雲隠れ」の表現の使い方
- 「雲隠れ」を使った例文と意味を解釈
- 「雲隠れ」の類語や類義語
「雲隠れ」とは?
「雲隠れ」とは「雲に隠れること」という意味から転じて、「隠れ先が分からないように逃げること」、「行き先が誰にも悟られないように逃げ隠れること」という意味になります。
- 「雲隠れ」の読み方
「雲隠れ」の読み方
「雲隠れ」は「くもがくれ」という読み方になりますので、ここで間違いのないようにしっかりとチェックしておきましょう。
「雲隠れ」の表現の使い方
「雲隠れ」は「人にばれないように逃げ隠れること」という意味になりますので、何か自分の立場が悪くなり、人知れず逃げて隠れるような場面で使われることになります。
「雲隠れ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「雲隠れ」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「雲隠れ」を使った例文1
- 「雲隠れ」を使った例文2
「雲隠れ」を使った例文1
「彼は事業の失敗で多額の負債を抱えてしまったことから、今、雲隠れしている」
事業で失敗したことで、返済しきれないほどの巨額の負債を抱えてしまった「彼」。
債権者達からの厳しい取り立てから逃げるために、「雲隠れ」をしてしまったのです。
このような時に「雲隠れ」することは決して良くありませんが、本当に返済する気持ちがあっても、「雲隠れ」している間にじっくりと返済の策を考えているなら、まだ許されます。
「雲隠れ」を使った例文2
「あの事件以降、あいつどこに雲隠れしたのだろうか?」
事件の渦中にいる「あいつ」が「雲隠れ」をしたようです。
行方をくらましたことで、余計に事件の容疑者として怪しまれることになります。
本当に関係がないのであれば、「雲隠れ」せずに堂々と振る舞っておくべきです。
「雲隠れ」の類語や類義語
「雲隠れ」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「姿をくらませる」【姿をくらませる】
- 「失踪」【しっそう】
「姿をくらませる」【姿をくらませる】
「姿をくらませる」が「雲隠れ」の類義語として挙げることができます。
「密かに説明もなく去る行為」という意味で使われています。
「失踪」【しっそう】
「突然、不可解な消え方をする」という意味を持つ「失踪」も「雲隠れ」に近い意味を持つ言葉です。
ただ「失踪」にはかなり事件性の高い意味合いも含まれていますので、使われる場面は限られてきます。
「雲隠れ」という言葉の意味や活用シーンを紹介してきました。
この言葉には、とても悪い環境や状況に立たされた人のことを指し示している感じがあります。
特に犯罪に関係した人を「雲隠れ」という言葉でいう時がありますが、そのように自分もならないように注意しましょう。