「一方的」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスの世界で物事をスムーズに進めようするなら、真摯な姿勢で相手と向き合って合意の上で取り組み必要があります。
しかし、中には「一方的」に進める人や団体・国があります。
このようなことは決して良くありません。
そこで今回は、この「一方的」という言葉にフォーカスして行きたいと思います。
目次
- 「一方的」とは?
- 「一方的」の表現の使い方
- 「一方的」を使った例文と意味を解釈
- 「一方的」の類語や類義語
「一方的」とは?
「一方的」とは、「全体がどちらか一方に偏っている状態」、または「相手の意志とは関係なしに自分の意志だけで行動すること」という意味があります。
- 「一方的」の読み方
「一方的」の読み方
「一方的」は「いっぽうてき」と読みますが、難しい読み方ではないので、ここできちんと確認しておきましょう。
「一方的」の表現の使い方
「一方的」は「相手の意志とは関係なしに自分の意志だけで行動すること」という意味になるので、ビジネスシーンなどにおいて、商談・プレゼン・折衝の場面で相手の意向を無視して強引に自分の立場や考え方を押し通すような場合に使われています。
また、これは国家間の交渉事でも出てくる言葉です。
「一方的」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「一方的」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「一方的」を使った例文1
- 「一方的」を使った例文2
「一方的」を使った例文1
「彼らは物事を一方的に決める国民性があるので、諸外国から軽蔑されている」
交渉事は国と国の間でも行なわれます。
お互いの国益を考えて交渉するのですから、「引けない一線」という立場があることも理解できます。
しかし、あまりにも自国のことばかり押し通そうとする国は世界から疎まれて孤立することになります。
「一方的」を使った例文2
「A社は、契約を一方的に無効としてきたが、契約を解除する時には、それなりの理由を提示することが常識だ」
ビジネスにおける契約では、時として自社の何らかの理由で解除することがあります。
しかし、何の理由も示さずいきなり無効とするのは、社会常識からしておかしいことです。
このような企業が世の中に存在しているとするなら、それこそ常識外れとしか言いようがありません。
「一方的」の類語や類義語
「一方的」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「強引に」【ごういんに】
- 「一面的」【いにめんてき】
「強引に」【ごういんに】
「強引に」という言葉が「一方的」に近い意味を持つ類義語になるのでしょう。
「反対などを押し切って、無理やりに物事をする」という意味合いで使われています。
「一面的」【いにめんてき】
「一面的」も「一方的」に似た意味がありますが、「ある一部だけ」、または「片方だけに関わる」という意味で使われています。
「一方的」という言葉について見てきましたが、この言葉は主に交渉事に関して使われる機会が多いことが分かったかと思います。
交渉においては、「一方的」な進め方は後々の関係を悪化させるだけなので、常にフェアな観点で臨む必要があります。