「彼此」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「彼此」とは、「一つに限らず、色々なことに及んだり関わっていること」などを意味する言葉です。
「彼此」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や類義語」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「彼此」とは?
- 「彼此」の表現の使い方
- 「彼此」を使った例文と意味を解釈
- 「彼此」の類語や類義語
「彼此」とは?
「彼此」という表現は、「一つの事柄だけに限らず、色々なことに及んだり関わっているさま」を意味しています。
また「彼此」という表現には、「彼此10年」というように「時間・年月・数量などを示す言葉について、だいたいそれに近いこと」や「およそ・おおむね・約」という意味があります。
「彼此」の古語的な意味には、「全部合わせて」や「あのこととこのこと・あの人とこの人」といった意味合いもあります。
- 「彼此」の読み方
「彼此」の読み方
「彼此」の読み方は、「かれこれ」になります。
「彼此」の表現の使い方
「彼此」の表現の使い方は、「一つの事柄だけに限らず、色々なことに関係している場合」や「色々・とやかく何かを言ったりしたりする場合」に使うという使い方になります。
例えば、「彼此しているうちに夜になりました」といった文章で使えます。
また「彼此10キロ以上も歩いてきました」というように、「彼此」の表現は「おおむね・約・おおよそ」といった意味でも使用することができます。
「彼此」を使った例文と意味を解釈
「彼此」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「彼此」を使った例文1
- 「彼此」を使った例文2
「彼此」を使った例文1
「休日にこれから動こうとしている時に妻がすぐ彼此言ってくるので、余計に家事・用事のやる気が無くなってしまうのです」
この「彼此」を使った例文は、「休日にこれから動こうとしている時に、妻がすぐあれこれ(色々)と小言(要求)を言ってくるので、余計に家事・用事のやる気が無くなってしまう」ということを意味しています。
「彼此」を使った例文2
「このフレンチレストランを開業してから彼此10年は経ちましたが、まだまだシェフとして勉強の途中です」
この「彼此」を使った例文は、「このフレンチレストランを開業してからざっと10年(約10年)は経ちましたが、まだまだシェフとして勉強の途中である」ということを意味しています。
「彼此」の類語や類義語
「彼此」の類語・類義語について、分かりやすく解説していきます。
- 「色々・とやかく」
- 「およそ・ざっと」
「色々・とやかく」
「彼此」の類語・類義語として、「色々・とやかく」があります。
「彼此」という表現は、「一つのことだけではなく色々な物事に及んでいるさま」や「とやかく、あれこれと言ったりしたりすること」を意味しています。
それらの意味から、「彼此」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「色々・とやかく」を指摘できます。
「およそ・ざっと」
「彼此」の類語・類義語には、「およそ・ざっと」があります。
「彼此」という表現は、「年月・数量・距離などに関しておおよそそれに近いこと」や「ざっと・おおむね・約」を意味しています。
その意味合いから、「彼此」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「およそ・ざっと」を上げられるのです。
「彼此」という言葉について解説しましたが、「彼此」には「一つに限らず、色々なことに及んだり関わっていること」や「おおよそ・約」などの意味があります。
「彼此」の類語(シソーラス)・類義語としては、「色々・とやかく」「およそ・ざっと」などがあります。
「彼此」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。