「降伏」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「降伏」という言葉を見た時にどのような印象を覚えるでしょうか?
この言葉の意味を聞いたことがない人はそんなに多くはないと思いますが、日頃の会話の中だけでなく、ビジネスの場面においても、使われることが少ない言葉かもしれません。
そこで今回は、この「降伏」に改めてフォーカスして、意味や使い方を考えて行きたいと思います。
目次
- 「降伏」とは?
- 「降伏」の表現の使い方
- 「降伏」を使った言葉と解釈
- 「降伏」を使った例文と意味を解釈
- 「降伏」の類語や類義語
「降伏」とは?
「降伏」とは、「敵に対して自ら敗れたことを認め、敵に従うこと」という意味を持つ言葉です。
- 「降伏」の読み方
「降伏」の読み方
「降伏」は「こうふく」という読み方になりますので、すでに知っている人でも、ここで再確認しておきましょう。
「降伏」の表現の使い方
「降伏」とは「戦いに負けて相手に従うこと」という意味になりますので、戦争で勝敗が決して負けた側に、従うことを求めるような場目で使われます。
「降伏」を使った言葉と解釈
「降伏」を使った言葉として、次のようなものがあります。
- 「無条件降伏」
- 「降伏条件」
「無条件降伏」
「無条件降伏」という言葉がありますが、「軍隊や艦隊が兵員・武器全てを放棄にして条件を付することなく敵の権力に任せること」を指しています。
主に軍事的な意味で使われることになります。
「降伏条件」
「降伏条件」とは、「降伏するための交換条件」ということになります。
「降伏」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「降伏」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「降伏」を使った例文1
- 「降伏」を使った例文2
「降伏」を使った例文1
「武器を渡して降伏せよ。そうすれば命の保証はする。これが最後通告だ」
長きに渡ってきた戦いも最後は、無条件「降伏」するようにと通告をしてきた場面です。
持っている兵器・武器全てを放棄して渡して降伏することで、命を奪うことはしないということです。
このようなことを敵軍に打診することは、相手が疲弊している時に効果がありそうです。
しかし、決戦を覚悟している敵軍は、決して「降伏」することはしないでしょう。
「降伏」を使った例文2
「降伏して捕虜になることで、生き延びることが大切だ。命があれば何とかなる。簡単に命を無駄にするな」
戦争では負けが濃厚になってくると、敵の辱しめにあうより、自決した方が潔いという考え方もありました。
しかし、命を無駄にするのではなく、最後まで諦めないこと、それは降伏しても命を粗末にするのではなく、生きることを大切にすることという意味が込められているような気がします。
「降伏」の類語や類義語
「降伏」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「投降」【とうこう】
- 「ギブアップ」
「投降」【とうこう】
「投降」が「降伏」の類義語として扱うことができます。
「権力または他の者の所有物をあきらめらか、手放すことに同意する」という意味です。
これもまた、相手に身を委ねることになりますが、その方が身の安全を保障されることになります。
「ギブアップ」
「ギブアップ」も「降伏」と同じ意味があります。
英語の“give up”から来ているカタカナ語ですが、「降参すること」、「諦めること」という意味で使われていますが、この言葉は、戦争の場面だけでなく、スポーツの試合などでも使いますし、ビジネスの場面でも、忙しすぎてお手上げ状態の時でも、使われることがあります。
「忙しすぎて、締め切りに間に合わない。
もうギブアップ状態だ」というような使い方をします。
「降伏」という言葉は、普段の生活では、めったに使うことはありません。
それだけにどのような場面で使われるかをよく理解して、適切な使い方をマスターできればと思います。