「掻き集める」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「掻き集める」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「掻き集める」とは?
- 「掻き集める」の表現の使い方
- 「掻き集める」を使った例文と意味を解釈
- 「掻き集める」の類語や類義語
「掻き集める」とは?
「掻き集める」の概要について紹介します。
- 「掻き集める」の読み方
- 「バラバラになっている物を一か所に寄せること」の意味
- 「人やモノを遠方から呼びあわせること」の意味
- 「掻き集める」の言葉の成り立ち
「掻き集める」の読み方
「掻き集める」は「かきあつめる」と読みます。
「掻」という漢字が難しいので「かき集める」と平仮名表記することもあります。
「バラバラになっている物を一か所に寄せること」の意味
細かくてバラバラに散らばっているものを、何らかの方法で一か所に寄せ合わせることを言います。
ゴミや落ち葉など、小さくてほうきなどの器具を使って一つ山にする時の表現です。
「人やモノを遠方から呼びあわせること」の意味
その時に必要なものがその場では足りない時に、人に呼びかけて不足分を補うことを言います。
お金が足りない時に人に頼みこんで少額ずつ集めたり、人手が足りない時にLINEやネットなどで呼びかけて当日までに確保する時の表現です。
「掻き集める」の言葉の成り立ち
「掻き集める」を「掻き+集める」に分けて解釈します。
「掻き」は「掻く」の連用形で「手や指でひっかく」という意味の他に「手やものを使って周辺にあるものを引き寄せること」という意味があり、「掻き集める」はこちらの意味です。
「集める」は「多くのものを一か所に寄せ合わせること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「ある手段を使って周辺になるものを一か所に寄せ合わせること」という意味で使われる様になりました。
「掻き集める」の表現の使い方
「掻き集める」の使い方を紹介します。
- 努力して集める時に使う
- 手を使わなくても使える
努力して集める時に使う
「掻き集める」は、複数のものが散らばっていたり、その時に必要なものがなかったりなどで、集めるのに努力が必要な時に使われます。
何もしなくても集まってくる時には使われません。
手を使わなくても使える
「掻き集める」は言葉の意味としては「手や器具を使って引き寄せること」ですが、最近ではITが発達していて、人手を集めるのにインターネットが使われることが多くなっています。
「掻く」という動作をしなくても「自主的に集めようとすること」に対して使われます。
「掻き集める」を使った例文と意味を解釈
「掻き集める」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「掻き集める」を使った例文1
- 「掻き集める」を使った例文2
「掻き集める」を使った例文1
「彼は小銭を掻き集めてやっとジュースを買った」
コンビニや自販機で財布を開けて、ありったけの小銭を出してジュースを買ったことを表しています。
「掻き集める」を使った例文2
「彼は引越し要員を掻き集める為に後輩に連絡をした」
引越費用を節約する為に自力で引越しをしようと、後輩に連絡をしてほぼ無理矢理手伝わせようとしたことを表しています。
「掻き集める」の類語や類義語
「掻き集める」の類語を紹介します。
- 「寄せ集める」【よせあつめる】
- 「ありったけ集める」【ありったけあつめる】
「寄せ集める」【よせあつめる】
「とりあえず数を揃える為に集めること」という意味です。
「ありったけ集める」【ありったけあつめる】
「その場にあるだけ寄せ合わせて用件を満たすこと」という意味です。
「掻き集める」は「バラバラになっている物を一か所に寄せること」「人やモノを遠方から呼びあわせること」という意味です。
人やものを一生懸命集めている人に対して使ってみましょう。