「尚更」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「尚更」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「尚更」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「尚更」とは?
- 「尚更」の表現の使い方
- 「尚更」を使った例文と意味を解釈
- 「尚更」の類語や類義語
「尚更」とは?
「尚更」とはある条件が加わることで、物事の程度が以前よりも進むことを言います。
- 「尚更」の読み方
「尚更」の読み方
「尚更」と書いて「なおさら」と読みます。
「尚更」の表現の使い方
「尚更」とは副詞で、あることをすると物事の程度が以前よりもいっそう進むことを言います。
「勉強をしなかったら尚更成績が落ちるだろう」「早く到着したいなら尚更、早く出る方がいいよ」などと使います。
「尚更」を使った例文と意味を解釈
それでは「尚更」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「尚更」を使った例文1
- 「尚更」を使った例文2
「尚更」を使った例文1
「はっきり指摘したら、尚更関係性が悪化するわ」
例えば、人に悪いことを注意する、ここが嫌いなどと言うと、それまでの関係性よりもさらに悪いものになるということを「尚更」という言葉で言い表しています。
その為、我慢するといったことになるのでしょう。
「尚更」を使った例文2
「断ったら、尚更しつこくしてくるから困ったものだ」
相手を拒絶する、相手の思惑通りにしてやらないとなりますと、あっさり引き下がらずにさらに食い下がってくることがあります。
そのようなことを「尚更」と言い表しているのです。
断ると今よりももっとしつこくなるという意味合いです。
「尚更」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「尚更」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「一段と」【いちだんと】
- 「ますます」【ますます】
- 「いやがうえにも」【いやがうえにも】
「一段と」【いちだんと】
「一段と」とは副詞で、意味ははっきりと差がある様子、ひときわ、格別といった意味になります。
「これはまた、一段と、見栄えが良い着物ですね」「はっきりと断ったのに、一段と勧誘が激しくなった」「前に比べて、一段と難しい問題だね」などと使います。
「ますます」【ますます】
「ますます」とは以前よりも程度が甚だしい、なおいっそうという意味になります。
「年を重ねているのに、ますます、元気になっている」「彼女は若さを失うことなく、ますます若く見えるのは何とも不思議だ」「朝に比べて、ますます、雪が積もってきたわね」などと使います。
「いやがうえにも」【いやがうえにも】
「いやがうえに」とはなお、その上に、ますます、なおいっそうという意味で使います。
「いやがうえにも、緊張が高まる」「いやがうえにも、闘志がわいてくる」「実家の母が応援に来ると言うから、いやがうえにも、頑張らないといけない」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「尚更」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。