「発行」とは?意味や使い方!例文や解釈
「発行」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「発行」という言葉を使った例文や、「発行」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「発行」とは?
- 「発行」の英語と解釈
- 「発行」の表現の使い方
- 「発行」を使った例文や短文など
- 「発行」の類語や類義語・言い換え
- 「発行」の反対語
「発行」とは?
「発行」という言葉を知っているでしょうか。
「雑誌を発行する」などの言い回しを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「発行」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「発行」という言葉の意味を紹介します。
- 「発行」の読み方
- 「発行」の意味
「発行」の読み方
「発行」は「はっこう」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「発行」は「はっこう」と読みましょう。
「発行」の意味
「発行」という言葉の意味を紹介します。
「発行」には、「図書や雑誌、新聞などを作製して世に出すこと」という意味があります。
「雑誌を発行する」という時は、雑誌を世の中に出すことという意味があります。
記事を集めて、写真や図表、イラストを掲載し、雑誌としての形を成して印刷、流通することを、「雑誌を発行する」と言います。
このように、「発行」という言葉には、「図書や雑誌、新聞などを作製して世に出すこと」という意味があります。
「発行」の英語と解釈
「発行」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「発行」は英語で、“issue”(イシュー)になります。
“issue”には、「発行」「刊行」などの意味があります。
また“publication”(パブリケーション)という言葉でも「発行」を英語で表現できます。
“publication”には「発行」「出版」という意味があるためです。
このように「発行」という言葉を英語にしたい時は、“issue”や“publication”という英語を使ってみましょう。
「発行」の表現の使い方
「発行」という言葉はどのような使い方をすればいいでしょうか。
「発行」には図書や雑誌、新聞などを世に出すことという意味があるため、そのような行為をした時や見た時に、「発行」を使ってみましょう。
例えばコミケを楽しみにしている人は、同人誌を作り、世に出しているかもしれません。
このような人の様子を「同人誌を発行する」と表現できます。
他にも、証明書や割引券、入場券などを作って出す時にも、「発行」という言葉を使います。
学園祭で入場券などを作り渡す時などにも、「入場券を発行する」と「発行」を使ってみましょう。
「発行」を使った例文や短文など
続いて「発行」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「発行」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「発行」を使った例文1
- 「発行」を使った例文2
「発行」を使った例文1
「戦時下には、新聞の『発行』が停止することもある」
この例文のように、世の中の状況を伝えることを使命にしている新聞社も、戦時下には新聞づくりが難しくなることがあります。
印刷所が焼けてしまったり、新聞記者や技術者が、戦場に出てしまうような場面では、新聞を世に出せなくなるでしょう。
このように、新聞や図書、雑誌などが世に出なくなる時、「発行が停止する」などと表現できます。
「発行」を使った例文2
「引越しに必要な証明書を『発行』してもらうため、役場に出掛ける」
この例文は、引越しに必要な住民票や戸籍謄本などを出してもらうため、市区町村の役場に向かおうとしている人のようになります。
このように、各種証明書などを出す時、「発行」という言葉を使います。
みなさんもすでに、住民票などを「発行」してもらった経験があるでしょう。
「発行」の類語や類義語・言い換え
「発行」の類語や類似表現を紹介します。
「発行」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「刊行」【かんこう】
- 「発刊」【はっかん】
- 「版行」【はんこう】
- 「公刊」【こうかん】
- 「創刊」【そうかん】
「刊行」【かんこう】
「刊行」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「刊行」には、「印刷物を出版して発行すること」という意味があります。
「雑誌を刊行する」「新聞を刊行する」などという使い方をします。
印刷所で印刷された出版物に対しては、すべて「刊行」という言葉を使えます。
「発刊」【はっかん】
「発刊」という言葉には、「書物を新しく出版し、発行すること」という意味があります。
新しい雑誌を世に出す時などに、「新雑誌を発刊する」などと言います。
また新雑誌の準備が間に合わず、発売が遅れてしまう時、「発刊が遅れる」などと言います。
「版行」【はんこう】
「版行」という言葉には、「出版物を印刷して発行すること」という意味があります。
「本の版行が待たれる」などという使い方をします。
「続編の本が版行される」という時は、ヒット作などの続編の本が発行されるという意味があります。
「公刊」【こうかん】
「公刊」という言葉には、「世に広めるために刊行すること」という意味があります。
例えば「ネットの話題作がようやく公刊される」という時は、ネットで話題になっていた小説などが、世に広めるため、印刷物として刊行されるという意味があります。
「創刊」【そうかん】
「創刊」という言葉には、「定期刊行物を新たに出すこと」という意味があります。
新しい雑誌などを世に出す時、「創刊」と言います。
みなさんも雑誌の「創刊号」を購入した経験があるかもしれません。
「発行」の反対語
最後に「発行」の反対語を紹介します。
「発行」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「休刊」【きゅうかん】
- 「廃刊」【はいかん】
「休刊」【きゅうかん】
「休刊」には、「定期発行物の刊行を休むこと」という意味があります。
例えば年末年始やお盆休みの時期に、「雑誌を休刊する」という時は、印刷所で働く人や雑誌社で働く人が休むために、雑誌の刊行を休むという意味になります。
「廃刊」【はいかん】
「廃刊」という言葉には、「新聞や雑誌などの刊行を辞めること」という意味があります。
売り上げ不振などが原因で、新聞や雑誌の定期刊行を取りやめる時、「廃刊」と呼ばれます。
出版不振が続く中、広く知られた雑誌の「廃刊」が続いたのは記憶に新しい所でしょう。
「発行」という言葉について見てきました。
図書や雑誌、新聞などを世に出す機会がある時は、「発行」という言葉を使ってみましょう。