「仕様もない」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「仕様もない」という言葉を何処かの場面で聞いたことがあるかと思います。
しかし、漢字表記されてしまうと、全く意味が理解できない人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「仕様をない」という言葉にフォーカスして考察していくことにします。
目次
- 「仕様もない」とは?意味を間違いやすい言葉
- 「仕様もない」の語源
- 「仕様もない」の表現の使い方
- 「仕様もない」を使った例文と意味を解釈
- 「仕様もない」の類語や類義語
「仕様もない」とは?意味を間違いやすい言葉
「仕様もない」とは、「くだらない」、「どうでもいい」、「ばかばかしい」といった意味合いで使われている表現です。
「仕様」には、「作るものに関しての要求すべき特定の形状・構造・寸法・成分・精度・性能・製造法などの規定」という定義がありますので、「仕様がない」と言う表現で、「規定がない」と誤った解釈に繋がることもあるので、言葉の文脈で使い分けする必要があります。
- 「仕様もない」の読み方
「仕様もない」の読み方
「仕様もない」は「しようもない」という読み方になりますが、日常的には「しょうもない」と言うことが多いので、これですぐに理解できる人も多いでしょう。
「仕様もない」の語源
「仕様もない」の「仕」は当て字ですが、動詞の「為る」(する)の連用形の「し」のことを指しています。
「仕様」は前述の通り「するさま」のことで、「方法」や「手段」を意味した言葉です。
このことから「仕様もない」は「手段や方法さえもない」という意味で使われていたのですが、「手段がない」から「諦め」の意味でも使われるようになったとされています。
「仕様もない」の表現の使い方
「仕様もない」は「どうでもいい」という意味合いがあるので、色々な手段を講じてもどうにもならないような場面で使われることになります。
「仕様もない」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「仕様もない」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「仕様もない」を使った例文1
- 「仕様もない」を使った例文2
「仕様もない」を使った例文1
「あれこれ悩んでも仕様もないよ。ここまで来たならやってみるしかないな」
目標に向かって行動を起こす時に、あれこれと考えているばかりでは、何も進まないことがあります。
事前に先のことを想定して取り組むことは大切なことですが、見えないよりも「動きながら考えて行く」というこも必要です。
「仕様もない」を使った例文2
「お金がないなら仕様もない。もうここは諦めることにしよう」
物事を実行するためには、資金が必要になりますので、お金がないのであればどうもにもならないことも出てきます。
そんな時は潔く諦めることも必要かもしれません。
そうすることで、全く浮かんで来なかったグッドアイデアが生まれて来ることもあります。
「仕様もない」の類語や類義語
「仕様もない」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「詰まらない」【つまらない】
- 「取るに足りない」【とるにたりない】
「詰まらない」【つまらない】
「詰まらない」という言葉が「仕様もない」の類義語として挙げることができます。
「おもしろくない」、「興味をひかない」という意味で使われることが多い言葉です。
「取るに足りない」【とるにたりない】
「取るに足りない」という言い回しもありますが、「話題として取り上げる価値がない」、「議論に値しない」、「些細なこと」という解釈で使われています。
「仕様もない」という言葉の意味や活用シーンを紹介してきましたが、使い方を見ていくと、色々な意味合いで使われることがお分かり頂けたかと思います。
日頃は「しょうもない」という言い回しで使われているので、「仕様もない」と漢字表記されることで、全く分からない言葉に思われることがあります。
このような類いの言葉は他にも色々とあるので、機会があれば、是非、言葉の理解を深めてみてください。