「動もすると」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「動もすると」は、まず読み方から分からないという人も多いのではないでしょうか。
目次
- 「動もすると」とは?
- 「動もすると」の表現の使い方
- 「動もすると」を使った例文と意味を解釈
- 「動もすると」の類語や類義語
「動もすると」とは?
「動もすると」とは、「可能性としては(ある)」という意味で使う言葉です。
例として、「動もすると、遅れてしまうかも知れない」と使った場合、「遅れる可能性がある」と言っていると解釈してください。
あまり日頃から見聞きする表現ではありませんが、ちょうど意味が合うシチュエーションに対して好んで用いる人も居る言葉なので、以下で説明する読み方と共に覚えておきましょう。
- 「動もすると」の読み方
「動もすると」の読み方
「動もすると」は、「ややもすると」と読んでください。
漢字では分からなくても、この読み方は聞いたことがあるという人も居るでしょう。
「動」に「やや」という読み方はなく、いわゆる「あて字」という扱いです。
漢字検定の基準では、準一級クラスに相当する読み方とされており、初見で読めなくても気にすることはありません(むしろ、読めなくて当たり前だとも言えそうです)。
「動もすると」の表現の使い方
先の説明のように、「動もすると」は、可能性としてあるかも知れないということを表す為の言葉です。
よって、必ずそうなるという訳ではなく、可能性として考えられる内容に対して、先にそうなるかも知れないと伝えておく為に使われます。
外出する人に対して、「動もすると、雨が降るかも知れない」のように使った場合、雨が振る可能性があると示唆していると考えていいでしょう。
「動もすると」を使った例文と意味を解釈
「動もすると」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味が分かってしまうと、意外と使える場面が多い言葉だと思うかも知れません。
- 「動もすると」を使った例文1
- 「動もすると」を使った例文2
「動もすると」を使った例文1
「動もすると、そんな結末まで考えられる」
そんな結末と表現される未来が待っている可能性があると言っています。
この「動もすると」という表現は、「そうなるかも知れない」という意味だけでなく、「そうなりがち」だという解釈の仕方もある為、「その可能性がある」ではなく、「その可能性が高い」という意味で使っている場合があります。
「動もすると」を使った例文2
「そこまで行くと、動もすると帰れなくなってしまうかも知れない」
そこまで行ってしまうと、帰れなくなる可能性があるようです。
この場合もまた、帰れなくなる可能性が高いという解釈も可能なので、どちらとして使っているかは本人次第です。
「動もすると」の類語や類義語
「動もすると」とほぼ同じ意味になる言葉です。
こちらに置き換えると分かりやすいでしょう。
- 「もしかすると」【もしかすると】
「もしかすると」【もしかすると】
「動もすると」は、この「もしかすると」と言い換えることができます。
「もしかすると」にも、「その可能性が高い」というニュアンスが少しは含まれる為、ほぼ完全な言い換え表現になります。
「動もすると」は、上の「もしかすると」と置き換えて解釈するのが一番です。
それによって、誰でも簡単に分かる表現になるでしょう。