「使い倒す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「使い倒す」という言葉を日頃の会話の中で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、日頃の生活や仕事の場面でも、周りの人が使っている場合に聞こえて来ることもあるでしょう。
しかし、実際に自分で使おうとしても分からないこともあるかもしません。
そこでここでは、「使い倒す」にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「使い倒す」とは?
- 「使い倒す」の表現の使い方
- 「使い倒す」を使った例文と意味を解釈
- 「使い倒す」の類語や類義語
「使い倒す」とは?
「使い倒す」とは「何度も何度も使う」、「1つの物をボロボロになるまで使い続ける」という意味があります。
- 「使い倒す」の読み方
「使い倒す」の読み方
「使い倒す」は「つかいたおす」と読みますが、難しい漢字が使われているわけではないので、正確に読めるように忘れないようにしておきましょう。
「使い倒す」の表現の使い方
「使い倒す」は「何度も何度も使うこと」という意味になるので、1つしかない道具などを古くなっても、壊れて使えなくなるまで利用しているシーンなどで、使われることになります。
「使い倒す」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「使い倒す」を使った例文を見ていきながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「使い倒す」を使った例文1
- 「使い倒す」を使った例文2
「使い倒す」を使った例文1
「学生時代にもらった英語の辞書を使い倒して、僕は英語の教師になった」
辞書を「使い倒す」という使い方は、典型的な用法になります。
学生時代に新しい辞書を買うゆとりもなかったために、ボロボロになっても大切に使っていた辞書なのでしょう。
他に辞書がなかったために、手持ちの物を「使い倒す」ことで、しっかりと英語の教師になれたのです。
「使い倒す」を使った例文2
「せっかくもらった中古PCを使い倒して、新たに個人ビジネスを始めたのですが、とても稼ぐことができるようになっています」
このように「使い倒す」という言葉を設備や機器に対して使うこともできます。
今ではPCもかなり安価に購入することができますが、ある程度の性能を持っていないとレスポンスが悪く使い物にならないことがあります。
その時に中古の機器でも性能が良ければ、安い廉価版の新しいPCより使い勝手が勝っていることも少なくありません。
個人でビジネスを始めようと考えている人であれば、余計な出費を抑えつつ、機器を「使い倒す」まで利用することもいいでしょう。
「使い倒す」の類語や類義語
ここで「使い倒す」の類義語にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「使いつぶす」【つかいつぶす】
- 「酷使する」【こくしする】
「使いつぶす」【つかいつぶす】
「使いつぶす」が「使い倒す」の類義語として置き換えて使うことができます。
但し、「人や才能などを道具のように消費すること」という意味もありますので、あまり良くない意味合いで使われることもあります。
「酷使する」【こくしする】
「酷使する」という言葉もありますが、「酷いほどひどく使うこと」、「こき使うこと」という意味から、マイナスイメージを持つ表現です。
現代社会の環境は、「使い捨て」文化が浸透し過ぎて、物を大切に扱う習慣が希薄になっています。
だからこそ、限りある道具を最後まで「使い倒す」感覚が必要なのかもしれません。