「興が削がれる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「興を削がれる」という言葉を使った経験があるでしょうか?
この言葉を使っている人は、最近ではめっきりと減ってきたような感じもするのですが、時々、耳にすることもあるかもしれません。
そこで今回は、この「興を削がれる」という言葉に焦点を当てて考察していくことにします。
目次
- 「興が削がれる」とは?
- 「興が削がれる」の表現の使い方
- 「興が削がれる」を使った例文と意味を解釈
- 「興が削がれる」の類語や類義語
「興が削がれる」とは?
「興が削がれる」とは、「今まで抱いていた興味や愉快な雰囲気が失われる」という意味になります。
平易な言い回しとしては、「シラける」、「面白くなくなる」、「台無し」があります。
- 「興が削がれる」の読み方
「興が削がれる」の読み方
「興が削がれる」は「きょうがそがれる」という読み方をしますが、聞き慣れていない人は、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「興が削がれる」の表現の使い方
「興が削がれる」とは、「盛り上がって痛い雰囲気が一気に下がってしまう」というような意味があるので、何かのイベントやパーティーなどで、場違いなことを言ったために、その場の空気が冷めてしまうような時に使われます。
「興が削がれる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「興が削がれる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「興が削がれる」を使った例文1
- 「興が削がれる」を使った例文2
「興が削がれる」を使った例文1
「彼のたった一言で、それまで明るかった空気の興が削がれてしまったのだ」
何処にでも、こんなふうにその場の雰囲気を壊してしまう人がいるものです。
それまでいい雰囲気で楽しかった集まりがシラけてしまったのです。
まさに「場を読めない人」ということです。
「興が削がれる」を使った例文2
「意識を集中してもう少しでステージクリアできそうだったのですが、親から声を掛けられたことで、興を削がれてしまった」
この例文に出ている人は、ネットゲームか、ロールプレイングゲームでもしていたのかもしれません。
誰にも邪魔されず、ゲームに集中していたので、あと少しでステージクリアできるところを親の言葉で「興を削がれて」しまい、それまでの勢いがダウンしたのでしょう。
「興が削がれる」の類語や類義語
「興が削がれる」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「寒い雰囲気にさせられる」【さむいふんいきにさせられる】
- 「興ざめする」【興ざめする】
「寒い雰囲気にさせられる」【さむいふんいきにさせられる】
「寒い雰囲気にさせられる」が、「興を削がれる」に似た言葉として使うことができます。
「面白く楽しむ気分を害されるさま」という意味で使われています。
「寒い雰囲気」=「シラける」ということです。
「興ざめする」【興ざめする】
「興ざめする」も類義語の1つとして挙げることができます。
「それまで楽しさを感じていたのに、その思いが無くなる」、「気持ちが冷める」という意味になりますが、「興が削がれる」よりも口語として、よく使われています。
「興が削がれる」という言葉を見てきましたが、世の中には、その場の雰囲気を読めない人がいます。
そのような人は、自己中心的な性格が強いのかもしれませんが、自分もそうならないように気を付けましょう。