「気が触れる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「気が触れる」は、その意味から、あまり見聞きしない方がいい言葉です。
目次
- 「気が触れる」とは?
- 「気が触れる」の表現の使い方
- 「気が触れる」を使った例文と意味を解釈
- 「気が触れる」の類語や類義語
「気が触れる」とは?
「気が触れる」は、「正気ではなくなる」という意味で使います。
「気が触れでもしないと、そんなことはしないだろう」のような使われ方になり、実際に正気を失っていることに対して使うより、そうなっているようだといった例えに用いられる方が多い言葉です。
本当に気が触れた状態とは、正気ではなくなっている姿なので、そうとしか思えない常識では考えられない言動ばかりとっていると、「気が触れている」と表現されてしまってもおかしくありません。
- 「気が触れる」の読み方
「気が触れる」の読み方
「気が触れる」は、「きがふれる」と読んでください。
「触れる」(ふれる)には、「軽く触る」、または「少しだけ関与する」という意味しかありませんが、古語では「狂れる」と書いて「ふれる」という読み方があり、狂ってしまうことを表します。
この「狂れる」が「触れる」と置き換えられて、「気が触れる」となった言葉です。
意味も、気が狂ってしまうことそのままです。
「気が触れる」の表現の使い方
「気が触れる」という言葉は、例えとして使うとしても、あまりいい表現ではありません。
人をそのように(例えだとしても)表すこと自体がとてもいいこととは言えないからです。
自分に対して「あの態度は、気が触れたかと思われても仕方がないと反省している」などと使う分にはいいですが、人に使う時には、その本人の前で用いるのは避けた方が無難です。
「気が触れる」を使った例文と意味を解釈
「気が触れる」を使った例文と、その意味の解釈です。
できれば使わない方がいい言葉だと言える為、参考程度にしておいてください。
- 「気が触れる」を使った例文1
- 「気が触れる」を使った例文2
「気が触れる」を使った例文1
「気が触れていたとしか思えないほど、それに夢中になっていた」
何かに夢中になっている時には、周りからその姿がどう見えるかなど一切気にしないこともあるでしょう。
それに後から気付いて、自分に対して使っている例になります。
「気が触れる」を使った例文2
「気が触れでもしないと、誰もあんなことはしないだろう」
誰かの言動に対して使っていますが、先に書いたように、その本人の前では使わない方がいいでしょう。
狂っていると表現されているのと同じなので、そう使われて喜ぶ人は誰も居ません。
「気が触れる」の類語や類義語
「気が触れる」と同じ意味で使える言葉で、こちらもできれば見聞きしない方がいいと言えるでしょう。
- 「常軌を逸する」【じょうきをいっする】
「常軌を逸する」【じょうきをいっする】
「気が触れる」と同じく、正気だとは思えない状態になることを表す言葉です。
「常軌を逸したとしか思えない」と使うと、「気が触れたとした思えない」と同じ意味になり、そのまま言い換え表現になります。
「気が触れる」は、意味を覚えていく程度にしておくべき言葉だと言っていいでしょう。
類語の「常軌を逸する」の方がまだ使いやすい表現ですが、意味は全く同じなので、こちらもできれば使わないに越したことはありません。