「敢えて~しない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「敢えて~しない」という表現を使うことがあります。
一体どの様な意味で使うのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「敢えて~しない」とは?
- 「敢えて~しない」の表現の使い方
- 「敢えて~しない」を使った例文と意味を解釈
- 「敢えて~しない」の類語や類義語
「敢えて~しない」とは?
「敢えて~しない」の概要について紹介します。
- 「敢えて」の読み方
- 「必要性があるのにしないこと」の意味
- 「無理をしてまでしないこと」の意味
- 「敢えて」の意味
「敢えて」の読み方
「敢えて」は「あえて」と読みます。
読みにくい漢字ですので覚えておきましょう。
「必要性があるのにしないこと」の意味
それをした方がいいけれども、その場の雰囲気や相手の状況などを考えてしないことを言います。
本来そうした方が多くのメリットがあると分かっているのですが、自分のことよりも周囲の人のことを考えて思いとどまる時の表現です。
「無理をしてまでしないこと」の意味
やろうと思えばできるのですが、少しでもリスクがある場合や、周囲の状況を考えて無理をしてまでやらないことを言います。
自分の中でどちらにしようかと葛藤した結果「やめておこう」と判断した時の表現です。
「敢えて」の意味
「敢えて」には「やりにくいことを無理にする様子」「(打消しの言葉を伴った場合)取り立ててする程ではない」という意味があります。
「無理に」と「取り立てて」は矛盾している様に思えますが「自分の意思で判断する」という意味は同じです。
「敢えて~しない」の表現の使い方
「敢えて~しない」は、本来できた、或いは出来る可能性が高いことに関して、行動しなかった時に使われます。
未来形で「敢えて~しないつもりだ」としても使えます。
行動をしないことで特に不利になる訳ではなく、悪い結果につながる言葉ではありません。
「敢えて~しない」を使った例文と意味を解釈
「敢えて~しない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「敢えて~しない」を使った例文1
- 「敢えて~しない」を使った例文2
「敢えて~しない」を使った例文1
「敢えて有名な場所には行かない」
旅行に出かける時に、有名なスポットは混雑するので避けて、空いている場所を選んで回ることを表しています。
「敢えて~しない」を使った例文2
「敢えて濃い味付けをしないで食べてみる」
新鮮な食材が手に入ったので、スパイスや調味料、ソースなどを使わず、塩とレモンなどシンプルな味付けにして、素材の味を堪能することを表しています。
「敢えて~しない」の類語や類義語
「敢えて~しない」の類語を紹介します。
- 「意図して~しない」【いとして~しない】
- 「かかわらない」【かかわらない】
「意図して~しない」【いとして~しない】
「自分からそうしようと思ってしないこと」という意味です。
「意図」は「思惑」「目指すこと」という意味で、「敢えて」の言い換えとして使われています。
「かかわらない」【かかわらない】
「そのものごとに関与しない」という意味です。
内容を知っている、或いは少し興味はあるけれども、何らかのデメリットを感じて関係を持たない様にする時の表現です。
「敢えて~しない」は、「必要性があるのにしないこと」「無理をしてまでしないこと」という2つの意味があります。
自分でよく考えてしなかった時に使ってみましょう。