「いじらしい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「いじらしい」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「いじらしい」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「いじらしい」とは?
- 「いじらしい」の表現の使い方
- 「いじらしい」を使った例文と意味を解釈
- 「いじらしい」の類語や類義語
「いじらしい」とは?
「いじらしい」というのは弱い者が一生懸命に努めている有様や心根が痛々しく哀れである、という意味になります。
共感してかわいそうに思うほど健気である、健気で可憐である、という意味であり、子供や力の弱い者などの心根や有り様に心打たれるときに使われます。
例えば、発展途上国で子供が一生懸命に水を運んでいる姿を見たら、助けてあげたい、かわいそうに、と思うのではないでしょうか。
さらに小さな子供が健気にお手伝いしている姿は愛らしいと思う人もいるでしょう。
このような時に「いじらしい」という表現が使われます。
「いじらしい」の表現の使い方
「いじらしい」という表現は様々な場面で使われます。
例えば、パートナーがいつ仕事から帰ってくるのかわからず、夜遅く帰ってきて食事をしない時も多いのに、奥さんが毎晩しっかりと晩御飯を用意し、パートナーを待っている姿はまさに「いじらしい」といえますよね。
「いじらしい」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「いじらしい」を使った例文1
- 「いじらしい」を使った例文2
「いじらしい」を使った例文1
「入院しているお母さんのために一生懸命に笑を書いている子供がいじらしい」
お母さんが病気などで入院していると、子供は不安になりますよね。
早く元気になってほしいとも思いますし、お母さんがそばにいない寂しさを一生懸命紛らわすこともあるのではないでしょうか。
そのような子供がお母さんのために絵を書いていたり、何かプレゼントを作っていたりする姿は、まさにいじらしいといえます。
「いじらしい」を使った例文2
「涙を見せまいとしている姿が本当にいじらしいです」
世の中には大変なことがいろいろありますが、大変なことがあっても涙を見せないように、周りに心配をかけないように、と努力する人もいますよね。
例えば極端な例ですが、大切なパートナーを失い、葬儀等では気丈に振る舞っている人もいます。
辛くないはずはないのに周りに心配をかけないよう、気丈に振る舞う姿はまさにいじらしいと言えるでしょう。
「いじらしい」の類語や類義語
これは類義語を紹介していきます。
- 「涙ぐましい」【なみだぐましい】
- 「しおらしい」
「涙ぐましい」【なみだぐましい】
「涙ぐましい」というのは同情や関心のあまり涙が出ること、という意味になります。
涙が出そうなほど感動する時や哀れなときに使われます。
気の毒な主人公のストーリーなどを読み、「涙ぐましい」と感じることもあるかもしれません。
例えばマッチ売りの少女などはまさに「涙ぐましい」童話だといえます。
「しおらしい」
「しおらしい」というのはおとなしく従順でかわいい、いじらしい、という意味です。
控えめでいじらしいという意味を持つこともあります。
「いじらしい」という表現はよく使われますので覚えておきましょう。
助けになれるならば助けになりたいですね。