「首っ丈」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「首っ丈」とは?

「首っ丈」というのは名詞の「首丈」から転じた表現であり、これは足元から首までの高さを指しています。

そして、首までどっぷりつかるという意味で夢中になることを指した表現になりました。

ここから転じ、「首っ丈」というのは物事に深く心を奪われて夢中になっている様子、特に異性にすっかり惚れ込んで夢中になっている様子を表す言葉になったのです。

近世前期には「首だけ」という表現が使われており、中期以降に「首っ丈」という表現が使われるようになりました。

江戸では「首っきり」という表現が使われていたと考えられています。

• 「首っ丈」の読み方

「首っ丈」の読み方

「首っ丈」は「くびったけ」と読みます。

恋愛でよく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。

「首っ丈」の表現の使い方

「首っ丈」という表現は特に異性に惚れ込み、夢中になっている様子を指す言葉です。

例えば誰かに恋をし、その人のことばかり考えている、その人のことが好きでたまらない、などという時に「あの人に首っ丈だもんね」と言えるのです。

これ以外にも何かに夢中になっていて深く心を奪われている場合にも使われる表現です。

「首っ丈」を使った例文と意味を解釈

これは例文を紹介していきます。

• 「首っ丈」を使った例文1
• 「首っ丈」を使った例文2

「首っ丈」を使った例文1

「友人の妹に首っ丈になってしまい、どうしたら良いかわかりません」

誰かを好きになってしまった場合、その気持ちを止めるのはなかなか難しいですよね。

しかし、もしも友人の妹など、友人の近しい人に惚れてしまった場合、どうしたら良いか分からないということもあるのではないでしょうか。

親友の彼女などに惚れてしまうとさらに複雑になるかもしれません。

「首っ丈」を使った例文2

「彼女はアイドルの彼に首っ丈だから、何を言っても無駄だよ」

中には、アイドルなど2次元の世界で恋をしているという人もいるのではないでしょうか。

アイドルであったりアニメのキャラクターであったり、現実の存在ではない人を好んでいるということもあるかもしれませんね。

もしも高校生などで2次元の世界で恋をしている場合、周りから「本当の男性を見なよ」と言われることもあるかもしれません。

しかし、アイドルなどに首っ丈になっていると、その人には何を言っても無駄ということもあるのではないでしょうか。

「首っ丈」の類語や類義語

ここでは類義語を紹介していきます。

• 「ぞっこん」
• 「メロメロ」

「ぞっこん」

「ぞっこん」というのは心のそこから、という意味になります。

心のそこから惚れ込んでいるという時によく使われる表現です。

「メロメロ」

「メロメロ」というのは好きだという気持ちを抱く、という意味で使われる表現です。

好きになる、好意を抱く、などという時に使われます。