「固辞」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「固辞」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「固辞」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「固辞」とは?
- 「固辞」の表現の使い方
- 「固辞」を使った例文と意味を解釈
- 「固辞」の類語や類義語
「固辞」とは?
「固辞」とは「こじ」と読みます。
「固辞」とは名詞で、強くすすめられたことを固く辞退、断るという意味になります。
「固辞」の表現の使い方
「固辞」とは名詞ですので動詞の「する」「しない」といった言葉とセットして使うことが多いでしょう。
例えば「みんなでお願いすれば、さすがに固辞するようなことはできないだろう」「社長になることを固辞する」という風に使います。
「固辞」を使った例文と意味を解釈
それでは「固辞」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「固辞」を使った例文1
- 「固辞」を使った例文2
「固辞」を使った例文1
「ここ何年も町内会長になるのは、固辞し続けてきたが、来年あたりは引き受けなければならないだろう」
何かの立場、地位につくことを打診されても固く断ることを「固辞」と言います。
「固辞」を使った例文2
「みんなからこんなに推薦されているが、本人は固辞するので諦めるよりないだろう」
強くすすめられても、自分にはできないと断ることを「固辞」と言います。
すすめられていない場合に、ただ単純に断るのは「固辞」とは使いません。
「固辞」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「固辞」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「遠慮」【えんりょ】
- 「辞退」【じたい】
- 「謝絶」【しゃぜつ】
- 「願い下げ」【ねがいさげ】
「遠慮」【えんりょ】
「遠慮」とは他人に対して、控えめに振舞うという意味がありますが、他には、辞めること、辞退することといった意味があります。
また断る言葉として遠回しな言い方でもあります。
「今回は遠慮するよ」と言うのは断りの言葉です。
「リーダーになるのは遠慮します」「この仕事は遠慮させていただきます」などと使います。
「辞退」【じたい】
「辞退」とはへりくだって断ること、遠慮して権利、地位を手放すことを言います。
「出場は辞退いたします」「せっかくのご指名を受けたのでが、私は力不足ですので辞退いたします」などと使います。
「謝絶」【しゃぜつ】
「謝絶」とは人から申し出を断る時に使います。
「面会謝絶」という風に使います。
「願い下げ」【ねがいさげ】
「願い下げ」とは願い出たことを自分から取り下げるという意味の他に、頼まれたことに関して引き受けないこと、断ることという意味がります。
「固辞」との類語としては後者の意味合いとなります。
「その件については願い下げだ」「もうPTAの役員など絶対に願い下げだね」
いかがでしたでしょうか。
「固辞」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。