「疎遠」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「疎遠」という言葉を色々な場面で聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、日常生活の場面や仕事環境にいても、時々聞こえてくる言葉の1つです。
しかし、そんなに頻繁に出てくるものでもないので、改めてどのような言葉なのかを振り返る機会も少なくでしょう。
そこで今回は、この「疎遠」について説明をしていくことにします。
目次
- 「疎遠」とは?
- 「疎遠」の対義語
- 「疎遠」の表現の使い方
- 「疎遠」を使った例文と意味を解釈
- 「疎遠」の類語や類義語
「疎遠」とは?
「疎遠」とは、「行き来や文通が絶えて、親密さに欠けること」という意味を持つ言葉です。
- 「疎遠」の読み方
「疎遠」の読み方
「疎遠」は「そえん」という読み方をしますので、ここで正確に読めるようにチェックして覚えておいてください。
「疎遠」の対義語
「連絡が途絶えて、縁遠くなること」という意味を持つ「疎遠」の対義語としては、「親密」という言葉が当てはまります。
「しんみつ」という読み方になり、「親しくて深い関係」という意味になります。
「疎遠」の表現の使い方
「疎遠」と「行き来や文通が絶えて、親密さに欠けること」という意味になりますので、連絡することがなくなった親戚や友人を指して使うことになります。
昔はいつも一緒にいた仲の良かった人も自然と連絡をしなくなり、遠のいていくことがありますので、そのような時に使われる言葉です。
「疎遠」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「疎遠」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「疎遠」を使った例文1
- 「疎遠」を使った例文2
「疎遠」を使った例文1
「幼い頃から一緒に遊んでいた2人でしたが、社会人になってから、段々と疎遠になっていったのです。今では何処で何をしているのやら」
田舎に住んでいた時は、とても仲の良かった2人でしたが、学校を卒業して就職してから以降、全く連絡を取らなくなってしまった人が、自分の周りにもいるかもしれません。
就職で都会に写ってくると、実家や故郷のことを忘れて、全く覚えていないくらいに忘却の彼方になっている人ならば、「疎遠」になっても不思議ではありません。
「疎遠」を使った例文2
「私の親戚は相続で揉めてから、両家が校疎遠になっています」
親戚でも「疎遠」になってしまうことがあります。
その原因は色々とありますが、特に大きな理由には相続関係で揉めて「疎遠」になることが挙げられます。
それまで仲の良かった親戚が、お金や資産のことになってから、敵同士になってしまう骨肉の争いで「疎遠」になってしまいます。
「疎遠」の類語や類義語
「疎遠」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「溝が生まれる」【みぞがうまれる】
- 「便りがなくなる」【たよりがなくなる】
「溝が生まれる」【みぞがうまれる】
「溝が生まれる」が「疎遠」の類義語として扱うことができます。
この言葉には「人間関係が悪くなること」という意味があり、人の間に相容れることのできない深い隔たり(=溝)ができてしまうのです。
「便りがなくなる」【たよりがなくなる】
「便りがなくなる」という表現も「疎遠」に近い意味を持つ言葉として使われています。
「ある人からの連絡がこなくなるさま」、「音沙汰がない」という意味になります。
「便り」は手紙などの連絡手段を連想しますが、今ではメールやLINEなどの連絡手段があるので、より簡単にコミュニケーションを取ることが簡単なはずですが。
「疎遠」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉の語感からは本当に人間関係が希薄になっているような感じがしてなりません。
前項でもふれましたが、現代のコミュニケーション手段としては、メールやLINEと手軽にコンタクトすることができるツールが充実しています。
それでも「疎遠」になってしまう人は、何かしらの事情があるのかもしれません。