「筋合い」とは?意味や使い方!例文や解釈
「筋合い」とは、「相手との関係性や道理において納得のできる理由・根拠」を意味する言葉です。
「筋合い」の「意味・読み方・使い方・筋合いを使った言葉・例文と解釈・筋合いと道理の意味の違い・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「筋合い」とは?
- 「筋合い」の表現の使い方
- 「筋合い」を使った言葉と意味を解釈
- 「筋合い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「筋合い」と「道理」の意味の違い
- 「筋合い」の類語や類義語・言い換え
- 「筋合い」の英語と解釈
「筋合い」とは?
「筋合い」という表現は、「相手との関係性や物事の道理を前提にした納得のできる理由・根拠」を意味しています。
「筋合い」というのは、「常識的・論理的・関係的に考えて、そうすべきである理由・根拠」を意味する表現なのです。
また「筋合い」という言葉には、「社会通念・常識に照らした時に、そうすべきである義理・義務・責任」といった意味合いもあります。
- 「筋合い」の読み方
「筋合い」の読み方
「筋合い」の読み方は、「すじあい」になります。
「筋合い」の表現の使い方
「筋合い」の表現の使い方は、「何らかの行動をすべき納得のいく理由・根拠」を指示して使うという使い方になります。
例えば、「あなたに私の価値観や人間関係についてとやかく言われる筋合いはありません」といった文章で使用できます。
また「筋合い」という言葉は、「そうすべきである正しい道理・義理・義務」といった意味のニュアンスでも使用できます。
「筋合い」を使った言葉と意味を解釈
「筋合い」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「筋合いがない」【すじあいがない】
- 「文句を言われる筋合い」【もんくをいわれるすじあい】
- 「行く筋合い」【いくすじあい】
「筋合いがない」【すじあいがない】
「筋合いがない」という表現は、「納得のいく理由・根拠がないこと」を意味しています。
例えば、「あなたからそこまできつく、上から目線でものを言われる筋合いはないと思います」といった文章で使われます。
「文句を言われる筋合い」【もんくをいわれるすじあい】
「文句を言われる筋合い」という言葉は、「相手から文句を言われる合理的な理由や納得できる根拠」を意味しています。
一般的に、「あなたに文句を言われる筋合いはない」といった否定文の形で使用されることが多い表現になっています。
「行く筋合い」【いくすじあい】
「行く筋合い」という表現は、「そこに行かなければならない納得のいく理由・根拠」を意味しています。
一般的に、「私があなたの所に行く筋合いはありません」といった否定文の形で使用されることが多い表現になっています。
「筋合い」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「筋合い」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「筋合い」を使った例文1
- 「筋合い」を使った例文2
「筋合い」を使った例文1
「あなたに私の私生活や個人的な交友関係について、あれこれ文句を言われる筋合いはないはずです」
この「筋合い」を使った例文は、「あなたに私の私生活や個人的な交友関係について、あれこれ文句を言われる合理的な理由や関係性はないはずである」ということを意味しています。
「筋合い」を使った例文2
「彼とは1年以上も前に別れていて連絡も取っていないので、いくら大きな病気をしたからといっても私がお見舞いに行かなければならない筋合いはありません」
この「筋合い」を使った例文は、「彼とは1年以上も前に別れていて連絡も取っていないので、いくら大きな病気をしたからといっても私がお見舞いに行かなければならない納得のいく理由・関係性はない」ということを意味しています。
「筋合い」と「道理」の意味の違い
「筋合い」と「道理」の意味の違いは、「筋合い」は「論理だけでなく相手との関係性を前提にした納得のいく理由・根拠」を意味していますが、「道理」という言葉は「相手との関係性を前提せず、そう考えるべき物事の正しい筋道や考え方」を意味しているという違いになります。
「筋合い」は「あなたにそんなことを言われる筋合いはない」というように、「自分と相手との関係性を前提とした理由・根拠」の意味に重点が置かれがちですが、「道理」という表現は「あなたが私に謝罪するのが道理です」というように、「そうすべきであると結論される物事の必然的な正しい考え方・理屈」に意味の重点があるという違いがあるのです。
「筋合い」の類語や類義語・言い換え
「筋合い」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「道理・理屈」
- 「根拠・理由」
- 「事由・義理」
「道理・理屈」
「筋合い」の類義語・言い換えとして、「道理・理屈」があります。
「道理」という表現は、「物事を考える時に、当然そう考えるべき正しい筋道・論理」を意味しています。
「理屈」という言葉は、「物事の考え方の筋道・合理的な理由・無理につじつまを合わせた論理」を意味しています。
それらの意味合いから、納得できる考え方や道理を意味する「筋合い」とほとんど同じ意味を持つ類義語(シソーラス)として、「道理・理屈」を上げることができます。
「根拠・理由」
「筋合い」の類語・言い換えには、「根拠・理由」があります。
「筋合い」という表現は、「道理・関係性などに照らして、納得できる根拠や理由」を意味しています。
「根拠」とは「物事が存在したり成り立ったりするための理由」を意味していて、「理由」とは「物事がそうなったわけ・根拠」を意味しています。
それらの意味から、「筋合い」の表現は「根拠・理由」という表現に言い換えることが可能なのです。
「事由・義理」
「筋合い」の類義語・言い換えとして、「事由・義理」があります。
「事由」という表現は、「物事がそのようになった理由・わけ」を意味しています。
「義理」という言葉は、「人として守るべき正しい道や行為・物事の正しい考え方や筋道」を意味しています。
それらの意味から、「筋合い」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「事由・義理」を上げることができます。
「筋合い」の英語と解釈
「筋合い」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。
“reason”(理由・わけ・物事の道理・筋合い)
“right”(当然の権利や立場・相手との関係性における筋合い)
- “I have no reason to answer such a private question by a reporters.”
“I have no reason to answer such a private question by a reporters.”
「筋合い」を使ったこの英語の例文は、「私に記者たちがしてくるそんなプライベートな質問に答える筋合いはありません」ということを意味しています。
「筋合い」という言葉について徹底的に解説しましたが、「筋合い」には「相手との関係性や道理において納得のできる理由・根拠」などの意味があります。
「筋合い」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「道理・理屈」「根拠・理由」「事由・義理」などがあります。
「筋合い」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。