「足どり」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「足取り」という言葉には、2つの意味がありますが、どちらで使っているかは前後の文体で簡単に判断できます。
目次
- 「足どり」とは?
- 「足どり」の表現の使い方
- 「足どり」を使った例文と意味を解釈
- 「足どり」の類語や類義語
「足どり」とは?
「足どり」には、まず「足の運び方」という意味があります。
この意味では、「これからのことを考えると、自然と足取りも重くなるよ」のように、これから嫌なことがあると分かっているので、すすんで向かう気にならないといった使い方になります。
そして、「そこまでの道筋」という意味でも使える言葉で、「まず犯人の足どりを辿り、立ち寄った場所の捜査だ」などという用い方になり、行動した道のりだと解釈してください。
- 「足どり」の読み方
「足どり」の読み方
「足どり」は、そのまま「あしどり」と読んでください。
大相撲に「足取り」という決まり手があり、これを同様に「あしどり」と読んでしまうことがありますが、「あしとり」と読むのが正しく、「足どり」の解釈とも全く関係ないので、こちらについては気にしなくてもいいでしょう。
「足どり」の表現の使い方
この「足どり」は、先のように2つの意味がある言葉です。
足の運びとして使う場合には、人間のそれだけでなく、動物や乗り物に対して使うこともできます。
よって、「今車で向かっているが、どうにも足どりが重い」といった使い方をしても構いません(要は気が向かないという表現です)。
道筋として使う時には、多くの場合で先の例のように、何かの犯人やあまりいいことはしていない人のそれと使うことになると考えておいていいでしょう。
「足どり」を使った例文と意味を解釈
「足どり」を使った例文と、その意味の解釈です。
2つの意味で使っている例文をそれぞれ挙げていきます。
- 「足どり」を使った例文1
- 「足どり」を使った例文2
「足どり」を使った例文1
「そういうことなら、足どりも軽くなるというものだ」
いい知らせやいいことがあった為に、気分的に楽になったと解釈できる使い方です。
このように、歩く様子に例えて、気持ちや気分の表現として用いることができます。
「足どり」を使った例文2
「そこで何故か足どり途絶えてしまっている」
途中まで辿れていた道筋が途中で消えてしまっていると言っています。
ドラマの中で事件の捜査をしている場面などでよく聞かれる表現です。
そこまでに続いていた「手掛かり」として解釈してもいいでしょう。
「足どり」の類語や類義語
「足どり」と似た意味で使える言葉です。
- 「足跡」【そくせき】
「足跡」【そくせき】
「あしあと」とも読めますが、「そくせき」と読むと、「足どり」の道筋を指す意味と同様に使うことができます。
こちらの言葉の場合、犯人などの悪い対象にだけでなく、普通に誰かに対して使ったり、「偉人の足跡」と使うと、その人物のこれまでの功績と表現できます。
「足どり」は、2つのどちらの意味でもよく使われている言葉の為、両方の意味ともしっかりと覚えておいてください。
そのどちらで使っているかは、使われ方から簡単に分かるでしょう。