「近しい」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「近しい」とは?

「近しい」とは、そのまま「親しい」と言い換えられることも多い言葉で、とても親しい、懇意な仲だという意味で使います。

その人と「近い」と言っている表現なので、それを無理矢理「近しい」と、言わば若者言葉のように使っている訳ではなく、辞書にも載っている正規の日本語表現です。

• 「近しい」の読み方

「近しい」の読み方

「近しい」は、「ちかしい」と読んでください。

この読み方から、先のように若者言葉の類いかと勘違いされてしまうことがありますが、昔から存在している言葉で、年配の人もよく使われています。

使われるシチュエーションから、「親しい」の言い間違えとも思われることがありますが、意味は近いながら、「近しい」はまた別の言葉です。

「近しい」の表現の使い方

「近しい」という言葉は、その両者の間柄を指して使います。

「近しい仲のあの人なら信用できる」のような使い方になり、それだけ親しく、信用できるという意味が表現できます。

「近しくなる(なった)」、「近しくしている」などの形で用いることもできるので、「最近あの人と近しくなった」などと使うことも多いです。

「近しい」を使った例文と意味を解釈

「近しい」を使った例文と、その意味の解釈です。

それほど見聞きしないかも知れませんが、いつどこで使っても(もちろんビジネスでも)構わない言葉です。

• 「近しい」を使った例文1
• 「近しい」を使った例文2

「近しい」を使った例文1

「そこまで近しい仲でもないのに図々しい奴だ」

それほど親しいという訳でもない人から面倒なことなどを言われた時には、このようにも思ってしまうものです。

本当に近しい人であれば、多少の無理くらいは聞いてあげようと思うものですが、そうでもない人からだと図々しいと表現されても仕方ないでしょう。

「近しい」を使った例文2

「あの人とは近しくしているので、この件は何とかなりそうだ」

他社の人(取引先の人など)と仕事を超えた付き合いがあるような場合、それがうまく利用できることも少なくありません。

特に営業職には、そのような付き合いがとても大切だと言われています。

「近しい」の類語や類義語

「近しい」と似た意味で使える言葉です。

こちらもそれほど見聞きしませんが、ほとんど同じ意味で使えます。

• 「心安い」【こころやすい】

「心安い」【こころやすい】

「近しい人」は「心安い人」と言い換えることができます。

よって、意味はほぼ一緒だと考えて構わない言葉で、「心安い間柄」とも用いることができます。

そして、こちらの言葉は人以外にも使えるのが特徴で、「心安い場所」のように、とても落ち着く場所、その場所なら周りの人と親しいといった意味で用いることもできます。