「抑止力」とは?意味や類語!例文と解釈
「抑止力」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「抑止力」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「抑止力」とは?
- 「抑止力」の英語と解釈
- 「抑止力」の表現の使い方
- 「抑止力」を使った例文と意味を解釈
- 「抑止力」の類語や類義語
「抑止力」とは?
「抑止力」というのは攻撃してくればダメージを与えるという姿勢を事前に示すことで、相手に攻撃を思いとどまらせるという軍事力の役割を指しています。
活動をやめさせる力、思いとどまらせる力、という意味であり、例えば「犯罪の抑止力」と言えばそれは犯罪を思いとどまらせる力、という意味になります。
「抑止」という表現に「力」という言葉がついた表現であり、「抑止」という表現にはそれをさせないように押さえつける、という意味があります。
- 「抑止力」の読み方
「抑止力」の読み方
「抑止力」は「よくしりょく」と読みます。
ニュースなどでよく聞く表現ですから、ぜひ覚えておきましょう。
「抑止力」の英語と解釈
「抑止力」という表現を英語にすると“deterrence”になります。
例えば「核兵器が抑止力として働くと信じている人はまだ多い」ということであれば“A lot of people still believe that the nuclear weapons act as a deterrent.”になります。
「抑止力」の表現の使い方
「抑止力」という表現は何かを思いとどまらせたい、などという時に使われます。
例えば、10代の若者が犯罪に走らないように周りが気をつけていかなければいけないですよね。
しっかりとした善悪の知識を持ち、何をやって良いのか判断できるように教育していかなければいけません。
誘惑に負けないよう、若者たちに対する「抑止力」が働いているといえます。
「抑止力」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「抑止力」を使った例文1
- 「抑止力」を使った例文2
「抑止力」を使った例文1
「昔、核兵器は戦争の抑止力になると言われていました」
第二次世界大戦が終わり、世界では冷戦が始まりました。
冷戦はアメリカとソ連の戦争ですが、それによって核兵器の開発が各国で廃止されます。
核兵器というものを持つことにより、戦争が始まっても大丈夫、戦争が始まっても安全だ、という意識が普及していったのです。
しかしその一方で今の核兵器は広島や長崎に落とされた原爆よりも大きな規模のものになり、大きな被害をもたらすことに間違いはありません。
そのため、核兵器は「抑止力」にはならない、逆に危険である、という考え方が今は普及していると言われます。
「抑止力」を使った例文2
「犯罪抑止力として、警察のパトロールを強化しています」
犯罪が起こらないように、警察がパトロールをしているという事は珍しくないですよね。
子供たちが出入りしやすいゲームセンターなどでは特に警備が厳しくなっており、子供たちが犯罪に巻き込まれていないか、誘惑に負けていないか、というチェックがなされています。
特に警察がパトロールしていると書いておくだけでも大きな効果があると言われています。
特に池田小学校殺傷事件が起こってから、それぞれ学校でも「警察立ち寄り所」などと言った表記がなされるようになりましたね。
「抑止力」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「制約」【せいやく】
- 「束縛」【そくばく】
「制約」【せいやく】
「制約」という言葉にはある条件や枠を設け、自由な活動や物事の成立を押さえつけるという意味があります。
あるいはその条件や枠を指すこともあります。
「束縛」【そくばく】
「束縛」というのは縛り付けて捉えるという意味もありますが、制限を加えて自由を奪うという意味もあります。
恋愛においては「束縛しすぎ」などと相手に思われないようにする必要があります。
ニュース等では「抑止力」という表現がよく使われますね。
しっかり意味を覚えておきましょう。