「出鱈目」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「出鱈目」という言葉をご存知でしょうか?
この漢字を見ると、全く意味が分からないどころか、どのように読むかを予想がつかないかもしれません。
そこで今回は、この「出鱈目」という言葉にフォーカスして、意味や読み方、使い方を調べて見ていくことにします。
目次
- 「出鱈目」とは?
- 「出鱈目」の語源
- 「出鱈目」の表現の使い方
- 「出鱈目」を使った例文と意味を解釈
- 「出鱈目」の類語や類義語
「出鱈目」とは?
「出鱈目」とは、「筋が通らない」、「勝手気ままな」、あるいは「いい加減なこと」や「そのような言動」という意味があります。
- 「出鱈目」の読み方
「出鱈目」の読み方
「出鱈目」は「でたらめ」という読み方をしますが、これが分ければ「何だそうか」と思われる人がほとんどでしょう。
一般的には、カタカナで「デタラメ」と表記する方が多いでしょう。
「出鱈目」の語源
「出鱈目」の語源を見ると、江戸時代の賭博でサイコロを振って出た目を当てていた「さいころ賭博」というものが秘密裏に行われていました。
「半か丁か」というセリフで行われているギャンブルです。
その賭博で出てくるサイコロの目の適当に予想して言うことから、「出たら、その目にする」といった意味で「出鱈目」が使われていたという説があります。
但し、「出鱈目」は当て字と考えられています。
「出鱈目」の表現の使い方
「出鱈目」は、「筋の通らないことやいい加減なことを言ったりしたりすること」という意味があるので、いい加減な思いつきで、発言したり行動をする人を指して使うことになります。
「出鱈目」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「出鱈目」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「出鱈目」を使った例文1
- 「出鱈目」を使った例文2
「出鱈目」を使った例文1
「全く試験勉強をしていなかったのですが、数学のテストで出鱈目な答えを書いたら、ラッキーなことに正解だったのです」
試験前には、きっちりと試験勉強をすることは当然のことなのですが、この例文のように全く勉強していなくても、「出鱈目」のはずだった解答が、たまたま正解していたということは、ごく稀にあります。
しかし、決して長続きすることではありませんので、やはりしっかりと勉強するべきです。
「出鱈目」を使った例文2
「いつも見当違いの出鱈目なことを言っているような友人だったが、じっくり彼の言葉を検証してみると、深い意味が込められていたのです」
人の話はじっくりと聞かないと理解できないことが少なくありません。
「出鱈目」なことを言っているようでも、その人の話をじっくりと噛み締めて見ると、意外に深い意味を持っていることがあります。
「出鱈目」の類語や類義語
「出鱈目」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「無茶苦茶」「むちゃくちゃ」
- 「気まぐれ」【きまぐれ】
「無茶苦茶」「むちゃくちゃ」
「無茶苦茶」という言葉が「出鱈目」の類義語として扱うことができます。
「無茶苦茶」とは、「道理に合わないこと」や「程度がはなはだしいこと」、「知識がないこと」、「乱暴なさま」といったような意味を持つ言葉です。
「滅茶苦茶」という言い回しもあります。
「気まぐれ」【きまぐれ】
「気まぐれ」という言葉も「出鱈目」の類義語として使うことができるでしょう。
「気分が変わりやすくて予測も付きにくいこと」や「他の人を翻弄する性質を伴う言動」という意味があります。
「出鱈目」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、いきなりこの言葉の文字を見た時に、どのように読むのか迷われた人も少なくないと思います。
しかし、「でたらめ」という読み方が分かった瞬間によく理解できたのではないでしょうか。
この漢字は当て字で使われていますが、ひらがなやカタカナで使う方がしっくりとする言葉かもしれません。