「丸く収まる」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「丸く収まる」という表現を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、日常生活の中やビジネスシーンでもよく使われている表現です。
しかし、この言葉は、よく使われているだけに、改めてどでのようなシーンで活用できるか振り返ってみる機会があまりないのではないでしょうか?
そこでここで、この「丸く収まる」という言葉に焦点を当てて考察していくことにします。
目次
- 「丸く収まる」とは?
- 「丸く収まる」の英語と解釈
- 「丸く収まる」の表現の使い方
- 「丸く収まる」を使った例文と意味を解釈
- 「丸く収まる」の類語や類義語
「丸く収まる」とは?
「丸く収まる」とは「問題ごとなどが円満に解決する」ということを意味している表現となります。
- 「丸く収まる」の読み方
「丸く収まる」の読み方
「丸く収まる」は「まるくおさまる」という読み方になりますので、ここでしっかりと、チェックしておきましょう。
「丸く収まる」の英語と解釈
「丸く収まる」を英語で表現すると、“to settle peacefully”、“to work out peacefully”、“to come to an amicable solution”、“to become reconciled”などの言葉に訳すことができます。
「丸く収まる」の表現の使い方
「丸く収まる」とは「問題ごとなどが円満に解決する」という意味になりますので、何かゴタゴタした問題が発生しても、何とか無事にそのことが解決できる場合に使われることになります。
トラブルが自分の身に降り掛かって来ることが、誰でも嫌なことですが、「丸く収まる」ことで何とか、その場を切り抜けることを望むものです。
「丸く収まる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「丸く収まる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「丸く収まる」を使った例文1
- 「丸く収まる」を使った例文2
「丸く収まる」を使った例文1
「後からよく考えてみれば、全てが丸く収まったはずだったが、あの時の行動は軽率だったと反省しています」
冒頭でも触れたように、誰でもトラブルを歓迎する人はいません。
そのために、できるだけ早く問題が「丸く収まる」ように努力するのですが、深く考えずにすぐ行動することも、ある意味問題かもしれません。
この例文では、問題をすぐにクリアしたいがために、根本的な原因を明確にできないままに、行動したためにさらに問題が拡大して行ったと思われます。
特にビジネスにおいては、目の前のトラブルを解消することは重要ですが、冷静に対応することも必要です。
「丸く収まる」を使った例文2
「あんな騒ぎになっても、それでも丸く収まったのだから、良しとするしかない」
トラブルで大きな騒ぎになってしまったのであれば、その場を何とか切り抜けようとすることが、問題解決の最初の行動です。
本当であれば、しっくりと時間を掛けて解決策を検討しなくてはならないのですが、応急処置的な策を講じて、問題が解消されたのであれば、「結果的に良かった」と思うべきかもしれません。
ビジネスシーンであるのは、社内の業務システムが何らかのトラブルで稼働停止になった時に、早急なる復旧が前提となります。
この例文でも見られるように、原因究明も必要なのですが、まずシステムを復活させることが急務となります。
そのような時に、この例文が当てはまると思われます。
「丸く収まる」の類語や類義語
「丸く収まる」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「問題が解決する」【もんだいがかいけつする】
- 「円満に解決する」【えんまんにかいけつする】
「問題が解決する」【もんだいがかいけつする】
「問題が解決する」が「丸く収まる」の類義語として挙げることができます。
文字通り、「問題が解消されて平穏になる」という意味で使われていますが、ビジネスの世界だけでなく、日常生活の場面でもよく使われます。
「円満に解決する」【えんまんにかいけつする】
「いざこざを穏やかに解決するさま」という意味を持つ「円満に解決する」も類義語の1つとして活用されています。
「丸く収まる」の意味や活用シーンを紹介してきましたが、この表現は、様々なシーンで出てくる言葉ですが、日頃の生活や仕事の中でも、「丸く収まる」ようなことをいつも心がけていって欲しいと思います。