「見るに見かねる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「見るに見かねる」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、色々な場面で時折出てくる言葉なので、知らないという人はあまり多くはないでしょう。
しかし、実際にどのような意味かを尋ねてみると、明快に答えることができないかもしれません。
そこで、この言葉について考察していくことにします。
目次
- 「見るに見かねる」とは?
- 「見るに見かねる」の表現の使い方
- 「見るに見かねる」を使った例文と意味を解釈
- 「見るに見かねる」の類語や類義語
「見るに見かねる」とは?
「見るに見かねる」とは、「はたで見ていられない」、「見ていて安心できない」という意味を持つ表現です。
- 「見るに見かねる」の読み方
「見るに見かねる」の読み方
「見るに見かねる」は「みるにみかねる」という読み方をしますが、決して難しいことはないので、ここでしっかりとチェックしておくことにしましょう。
「見るに見かねる」の表現の使い方
「見るに見かねる」は「見ていて、こちらの方が不安になってしまう」という意味になるので、自分の友人や知人、家族がとても危なげな行動を取っていた時に使うことになります。
特に気にかけている相手がそのようなことをしているのであれば、まさにこの言葉が出てくることになります。
「見るに見かねる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「見るに見かねる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「見るに見かねる」を使った例文1
- 「見るに見かねる」を使った例文2
「見るに見かねる」を使った例文1
「私は職場の後輩の仕事があまりにもお粗末なので、見るに見かねてサポートすることにした」
あなたの周りにも、このように雑に仕事をしている後輩社員がいないでしょうか?
見ていてとても不安になってしまうことから、思わず手伝うことになるのですが、それでも本人がこれを機に発奮してくれるのであれば、サポートのしがいがあります。
「見るに見かねる」を使った例文2
「あまりのマナーの悪さに見るに見かねて、大きな声で注意したのです」
電車に乗っていると、とてもマナーの悪い乗客がいます。
特に幼い子供が土足で座席に座っていても、親は平気な顔をしています。
しかし、このような時に注意をしなくてはならないのですが、親は元より、周囲の人達も声をかけることなく知らない振りをしています。
そんな中で、「見るに見かねて」大声で注意できる人は、とても勇気のある人です。
「見るに見かねる」の類語や類義語
「見るに見かねる」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「業を煮やす」【ごうをにやす】
- 「じれったくなる」
「業を煮やす」【ごうをにやす】
「業を煮やす」という言葉が「見るに見かねる」の類義語として扱いことができます。
「もどかしくて黙って見守っていられなくなるさま」という意味で使われます。
「じれったくなる」
「じれったくなる」という言葉も類義語になりますが、「物事が中々思うようにならないので、いらいらする」という意味になります。
「見るに見かねる」の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉が当てはまる場面は色々な所であると思います。
決して難しい言葉ではないので、ここでしっかりとチェックして使いこなせるようにしておきましょう。