「批准」とは?!解説
政治の話題をしていると「批准」という言葉が出てくることがありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
目次
- 「批准」とは?
- 「批准」の概要
「批准」とは?
「批准」の読み方と意味を紹介します。
- 「批准」の読み方
- 「批准」の意味
「批准」の読み方
「批准」は「ひじゅん」と読みます。
読み方はそれほど難しくないのですが、そもそも使う機会が少ない為に知らない人も多い言葉です。
「批准」の意味
「批准」の意味は「他国と交渉して合意した条約案を、自国で議会や政府により承認すること」です。
外交を上手く進める為に、国と国との間でお互いの有利になる様な条約を締結することがあります。
しかしその条約は一度合意してしまうと簡単に取り消しはできません。
その為に、国同士で交渉して「こうしましょう」と合意した案を本国に持ち帰り、承認を受けることを言うのです。
最近では条約を反故にする国家もありますが、外交をスムーズにする為の手順の一つです。
「批准」の概要
他国とある条約を締結するには、大まかに3つの手順が必要になります。
「交渉」は、当該国の代表者が集まり、内容について話し合いをすることです。
「署名」は、話し合いをまとめて条約案を確定させることです。
「締結」は、その国が条約を承諾したことを表明することです。
この「締結」の段階で行われるのが「批准」です。
いくら「署名」をしていても、「批准」されていないとその国家で条約を承諾したことになりません。
国家として「この条約に同意します」と表明することを「批准」と言うのです。
「批准」とは「他国と交渉して合意した条約案を、自国で議会や政府により承認すること」です。
非常に難しいのですが、社会人ならば是非覚えておきましょう。