「拓地」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「拓地」は、直接の意味以外にも使える表現で、そちらで用いられる場合も多いです。
目次
- 「拓地」とは?
- 「拓地」の表現の使い方
- 「拓地」を使った例文と意味を解釈
- 「拓地」の類語や類義語
「拓地」とは?
「拓地」とは、山や森などを切り開き、利用できる土地にすることです。
利用の仕方は様々で、農地地として、または建物を建てる為、あるいは公園にするような場合も含まれます。
よって、「人間が利用できるように」と解釈していいでしょう。
特に山や森という訳ではなくても、そのままでは人間にとって利用が難しい原野に対しても使えます。
また、そこから転じて、土地以外にも使われることがある言葉です。
そちらでの使い方としては、「人類がまだ未踏の分野の拓地に着手するようだ」のようになります。
- 「拓地」の読み方
「拓地」の読み方
「拓地」は、「たくち」と読んでください。
「地」で終わっている言葉なので、何かの為の(何かの意味のある)土地のことだと思ってしまう場合がありますが、そうではなく、利用できる土地として開拓することなので、読み方と共にそうだと覚えておきましょう。
「拓地」の表現の使い方
「拓地」は先のように、それまで着手していなかった分野に踏み込むといった意味で使われることも多い言葉です。
実際には全く違う意味になりますが、共に「切り開く」と解釈できることから、片方の意味が分かっていれば、それとは違う使い方をされている場合も意味が分からないということはないでしょう。
「拓地」を使った例文と意味を解釈
「拓地」を使った例文と、その意味の解釈です。
口語で使う際の注意点を含めた例文も挙げていきます。
- 「拓地」を使った例文1
- 「拓地」を使った例文2
「拓地」を使った例文1
「拓地と聞いて、宅地のことだと勘違いしてしまった」
この「宅地」とは、建物を建てる為の土地のことです。
発音が「たくち」と一緒なので、「たくちについて~」といった形で使われると、どちらなのか区別が難しい場合があります。
そのような時には、前後の文章まできちんと聞いて、どちらのことなのか判断してください。
「拓地」を使った例文2
「これだけ拓地に費用が掛かるとなると、中止も考えないといけない」
拓地には、かなりの費用が掛かることがほとんどです。
それは、多くの場合で人里離れた山奥の森の中までその為の重機を持ち込める業者でないと行うことができない為、必然的に高額になると考えていいでしょう。
「拓地」の類語や類義語
「拓地」と似た意味で使える言葉です。
主に土地の方の意味で使われる表現です。
- 「開墾」【かいこん】
「開墾」【かいこん】
「あの森を開墾して、ゴルフ場にする計画があるらしい」といった使い方になる言葉で、「拓地」の言い換え表現になります。
「拓地」と同様に、未開の分野に対して使うこともできますが、そちらの意味ではあまり使われません(使っても間違いではありません)。
「拓地」は、開拓することだと覚えておけば、使われ方を問わず、まず間違いなく解釈できます。
「未開の分野の開拓」という意味でもよく使われています。