「手当たり次第」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「手当たり次第」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は、日常生活の中や仕事をしている最中でも聞こえてくることがあります。
そこで今回は、この「手当たり次第」という言葉にフォーカスして、言葉の意味や使い方を見ていくことにします。
目次
- 「手当たり次第」とは?
- 「手当たり次第」の表現の使い方
- 「手当たり次第」を使った例文と意味を解釈
- 「手当たり次第」の類語や類義語
「手当たり次第」とは?
「手当たり次第」とは、「手に触れるものを区別しないこと、それが何であるか、順序など全く吟味(考えない)で行っていく様子」
という意味があります。
- 「手当たり次第」の読み方
「手当たり次第」の読み方
「手当たり次第」は「てあたりしだい」という読み方になりますので、あまり難しく考えずに素直に読めるようにしておきましょう。
「手当たり次第」の表現の使い方
「手当たり次第」は「物事の順序を不覚考えずに思い付くままに行動する」という意味があるので、何が困ったことが起こった時に、熟慮しないままに思い付きで動いてしまうような時に使われることになります。
「手当たり次第」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「手当たり次第」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「手当たり次第」を使った例文1
- 「手当たり次第」を使った例文2
「手当たり次第」を使った例文1
「彼は困ったことが自分の身に降りかかってきたら、手当たり次第に周りの人を指図して使うので、皆から嫌われている」
世の中にはこのようなタイプの人が必ずいます。
自分のことだけを考え、自らの保身を最優先に考えるタイプの人間のために、近くにいる人に指図して、その場をうまく取り繕うことしか考えていません。
「手当たり次第」を使った例文2
「若い時は知識欲が搭載だっためか、手当たり次第に本を読んだ」
読書をすることは、とてもいいことです。
本を呼んでそこから学ことがたくさんあるからです。
若い時に、様々な知識を習得したいという思いから、「手当たり次第」に読書にふけるという時期を経験している人もかなりいるかと思いますが、年齢を重ねるとともに、効率のいい読書法を身に付けていくことができるでしょう。
「手当たり次第」の類語や類義語
「手当たり次第」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「ランダムに」
- 「慎重さに欠ける」【しんちょうさにかける】
「ランダムに」
「ランダムに」という言葉が「手当たり次第」に近い意味を持つ言葉として挙げられます。
「事象の発生に法則性や規則性が見られずになく予測が不可能な状態」という解釈ができる表現です。
「慎重さに欠ける」【しんちょうさにかける】
「慎重さに欠ける」という言い回しもありますが、「行動に深い考えや配慮などが伴われていないさま」という意味で使われます。
「手当たり次第」という言葉についてフォーカスしてきましたが、この言葉には規則性のない乱雑な印象がある言葉かもしれません。
人は何か大変なことが起こった時に、そのことを解決しようと「手当たり次第」に思い付くことをしようとします。
しかし、決していい結果を生み出すことはできないので、慎重に対処法を考える癖を付けておくことが大切です。