「狐狼」とは?読み方が同じ言葉との区別も詳しく解説!
この「狐狼」は、例えとしても使われることがある言葉です。
目次
- 「狐狼」とは?
- 「狐狼」の概要
「狐狼」とは?
「狐狼」は、その見た目の通り、「狐」と「狼」のことを指して使います。
野生のそれらの総称だと考えていい表現で、どちらもずる賢い面がある動物なことから、そのような人(や団体など)だと使うこともできる言葉です。
- 「狐狼」の読み方
「狐狼」の読み方
「狐狼」は、「ころう」と読んでください。
共に音読みで読むだけですが、同じ読みで「虎狼」という言葉もあり、こちらは「虎」と「狼」のことで、共に残忍な動物という点から、そういった存在だという意味で使うこともできる言葉です。
「狐狼」の概要
「狐狼」は、口語で使う際には、上に挙げた「虎狼」と間違えないように注意が必要になります。
「あの会社は狐狼のようなものだ」と言った時に、そう使った側はそのまま「ずる賢い」という意味で用いていますが、聞いた側が「虎狼」の方で解釈してしまうと、そんなに酷いことをする会社なのかととられてしまいます。
その為、あまり発音には向いていない言葉なので、口語で使う時には、「狐の方の狐狼ね」などと、どちらか分かるように一言付け加えるといいでしょう。
こういったことは、比較的意味が似ている同音異義語がある場合には珍しいことではなく、例えば、「工業」と「鉱業」の区別に、「金へんの方の鉱業ね」のような言い方をします。
「狐狼」は、狐と狼のことを指して使うより、ずる賢いという例えとして用いられると考えておいていいでしょう。