「有耶無耶」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「有耶無耶」という表現を使ったことがあるでしょうか。
ここではこの表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「有耶無耶」とは?
- 「有耶無耶」の表現の使い方
- 「有耶無耶」を使った例文と意味を解釈
- 「有耶無耶」の類語や類義語
「有耶無耶」とは?
これはあるかないかわからないという意味から、物事がどうなのかハッキリしない、曖昧な様子、という意味を持つ表現です。
いい加減である、ハッキリしない、ということで、例えば「有耶無耶にする」「有耶無耶な返事」などと使われますね。
例えば「宿題やりなさいよ」と子供に言った時、子供が「有耶無耶」な返事をするということもあるのではないでしょうか。
長い話し合いの結果、最終的に結論が「有耶無耶」だったということもあるかもしれないですね。
- 「有耶無耶」の読み方
「有耶無耶」の読み方
この表現は「うやむや」と読みます。
会話でよく使われる表現ですので、覚えておきましょう。
「有耶無耶」の表現の使い方
これはハッキリしない、あるかないかわからない、という時に使われる表現です。
例えば、子供たちがディズニーランドに行きたいということでお父さんに「ディズニーランドに行きたい」と話したとしましょう。
そんな時、お父さんが「そうだなぁ、行こうか」と言ってくれたり、「忙しいからしばらくは無理だ」と言ってくれれば良いですが、「ああ」などと「有耶無耶」の返事をされた場合、行く気があるのか無いのかわからない、と感じることもあるかもしれませんね。
やるのかやらないのかわからない、やる気があるのかないのかわからない、という時に「「有耶無耶」」という表現が使えます。
「有耶無耶」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「有耶無耶」を使った例文1
- 「有耶無耶」を使った例文2
「有耶無耶」を使った例文1
「父はいつまでも返事を有耶無耶にしていました」
どこかに行きたい、何かをやりたい、と子供が親に主張しても、親から「有耶無耶」な返事を返されて終わってしまうということもあるかもしれませんね。
今その時には実行する時間や金銭的な余裕がない、でも「後で」と約束すると子供がうるさい、などという時、わざと「有耶無耶」な返事を返すこともあるかもしれません。
「有耶無耶」を使った例文2
「家の子はいつも有耶無耶な態度をとっていますが、もう少ししっかり自分の気持ちを持ってほしいです」
子供がいつも「有耶無耶」な態度をとっていると、もう少し自分の気持ちを持ったらいいのに、と思うこともあるかもしれませんね。
やりたいのかやりたくないのかわからない、やる気があるのかないのかわからない、という時、子供に対して苛立ちを覚えてしまう親もいるのではないでしょうか。
子供の気持ちを尊重し、子供が自分の意見を言えるように環境を整えてあげたいですね。
「有耶無耶」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「宙ぶらりん」【ちゅうぶらりん】
- 「不安定」【ふあんてい】
「宙ぶらりん」【ちゅうぶらりん】
「宙ぶらりん」というのは空中にぶら下がっているという意味もありますが、これ以外にもいずれともつかず中途半端な様子、という意味があります。
「計画は宙ぶらりんのまま頓挫した」などと使われます。
「不安定」【ふあんてい】
「不安定」というのは安定しないこと、状態が一定していないこと、という意味になります。
ストレスが溜まって情緒不安定になることなどもあるかもしれないですね。
「有耶無耶」という表現はよく使われる言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
「有耶無耶」な態度はとらないように気をつけたいものです。