「膨大」とは?意味や類語!例文と解釈
ビジネスやプライベートで「膨大な」という言葉を見聞きすることがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「膨大」とは?
- 「膨大」の英語と解釈
- 「膨大」の表現の使い方
- 「膨大」を使った例文と意味を解釈
- 「膨大」の類語や類義語
「膨大」とは?
「膨大」の概要について紹介します。
- 「膨大」の読み方
- 「膨大」の意味
- 「膨大」の言葉の成り立ち
- 「膨大」と「莫大」の違いとは
「膨大」の読み方
「膨大」は「ぼうだい」と読みます。
言われればなるほどと思うのですが、急に見てもすぐに読み方が浮かばない人もいますので、これを機に覚えてしまいましょう。
「膨大」の意味
「膨大」の意味は「ものごとの数や量がぐんと増えて非常に多くなる様子」ということです。
普通の状態や基準値などから著しく増えて、見た目や雰囲気でも分る程であることを表します。
「膨大」の言葉の成り立ち
「膨大」の「膨」は「ふくらむ」と読み、「大きくなる」「ふくれる」という意味があります。
「大」は「形や量、規模などが増えること」を意味します。
上記の漢字が組み合わさり、「ものごとの内容が大きくふくれあがること」という意味で使われる様になったのです。
「膨大」と「莫大」の違いとは
「膨大」と似た意味の言葉に「莫大」があります。
この2つは「大きい・多い」という共通している意味があります。
違いとしては、「膨大」は「数値で表現できないもの」を表し、「努力」「困難」「力」など抽象名詞に対して使われます。
「莫大」は、「数値で表現できるもの」を表し、「お金」「数量が限られているもの」などに使われます。
この2つの違いを覚えておけば使分けし易いでしょう。
「膨大」の英語と解釈
「膨大」の英語表現を紹介します。
- “It takes an enormous amount of time.”
- “He left a large fortune to his daughter.”
“It takes an enormous amount of time.”
「膨大な時間がかかる」です。
“enormous”は「膨大な」という意味で、「時間」は抽象名詞なので「膨大な時間」になります。
“He left a large fortune to his daughter.”
「彼は娘に莫大な財産を残した」です。
“large fortune”で「莫大な財産」になります。
「膨大」の表現の使い方
「膨大」の表現の使い方について説明します。
- 「膨大な」として使う
- ビジネスで使う場合の注意点
「膨大な」として使う
「膨大」の最も一般的な使い方は、名詞が後に続く場合には「膨大な〇〇」、動詞が後に続く場合には「膨大に〇〇する」という表現です。
ビジネスで使う場合の注意点
「膨大」は「多い」「大きい」という意味ですが、この言葉自体は具体的な数値を表す言葉ではありません。
「具体的に数えられる名詞に対して使われる」というだけです。
ビジネスでは曖昧な表現は誤解を招く原因になりますので、「膨大」を使う場合には基準となる数値を述べた方が良いでしょう。
「膨大」を使った例文と意味を解釈
「膨大」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「膨大」を使った例文1
- 「膨大」を使った例文2
「膨大」を使った例文1
「膨大な量のデータをチェックしなければならなかった」
ビジネスでトラブルが生じた時に、何が原因なのかを調べる為に、相当のボリュームのデータを1件ずつチェックする必要があったことを表しています。
「膨大」を使った例文2
「その商品の開発には膨大な費用がかかるだろう」
画期的な商品を開発したいのですが、考えただけでもかなりの費用がかかるので、とても予算が足りない状態です。
「膨大」の類語や類義語
「膨大」の類語を紹介します。
- 「無尽蔵」【むじんぞう】
- 「気の遠くなる様な」【きのとおくなるような】
「無尽蔵」【むじんぞう】
「いくら取ってもなくならないこと」という意味で、仏教の徳を表す言葉です。
「気の遠くなる様な」【きのとおくなるような】
「とても想像がつかない様子」という意味で、数や量、規模などが考えつかない程大きいことを表しています。
「膨大」は「ものごとの数や量がぐんと増えて非常に多くなる様子」という意味です。
とても数え切れない位の数量に対して使ってみましょう。