「任命」とは?意味や類語!例文と解釈
「任命」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「任命」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「任命」とは?
- 「任命」の英語と解釈
- 「任命」の表現の使い方
- 「任命」を使った例文と意味を解釈
- 「任命」の類語や類義語
「任命」とは?
「任命」というのはある役目に就くことの命令、官職に任ずること、という意味があります。
特定人に公務員の身分を与える行為、あるいは公務員を昇進、後任、転任させるという行為を指します。
誰かを特定の職に配置する、仕事を割り当て
る、ということで使われる言葉でもあり、公務員の「任命、休職、免職、そして懲戒」について権限を持つ人を「任免権者」と言います。
例えば、最高裁判官の意見を聞いて内閣が閣議決定し、最高裁裁判官を「任命」します。
- 「任命」の読み方
「任命」の読み方
「任命」という表現は「にんめい」と読みます。
職場のみならず、政治などでもよく聞く表現ですのでぜひ覚えておきたいですね。
「任命」の英語と解釈
「任命」という表現を英語にすると“commission”や“appointment”、“designation”になります。
例えば「彼が駐英大使に任命されました」ということであれば“He was appointed ambassador to the united kingdom.”になります。
「任命」の表現の使い方
「任命」という表現は職場でも使える言葉ですし、政治でも利用される表現です。
例えば内閣総理大臣が変わる時、衆議院議長が公共でどの人物を内閣総理大臣として指名するか、その経過を天皇に直接報告しなければいけません。
そして憲法6条に基づき、天皇は国会の指名に基づいて内閣総理大臣を「任命」します。
これは天皇の国事行為の1つと考えられていますね。
つまり、内閣総理大臣は天皇陛下から「任命」された役職ということになるのです。
「任命」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「任命」を使った例文1
- 「任命」を使った例文2
「任命」を使った例文1
「私は議長に任命されました」
議長に「任命」されるということもあるかもしれませんね。
議長というのは会議を代表し、会議の運営を統括する役職を持っています。
議事の主宰者を指しており、例えば衆議院議長と参議院議長などが存在します。
それぞれの市議会等にも議長が存在し、それぞれ「任命」された人物になりますね。
議長は責任がある仕事ですから、それなりに経験がある人物が任されることも多いのではないでしょうか。
「任命」を使った例文2
「彼女は駐米大使として任命され、アメリカに向かいました」
駐米大使として「任命」されたら、アメリカで仕事をすることになりますね。
アメリカで仕事をするのは難しいと言われていますが、大使として仕事をすることになれば家族を連れてアメリカに向かうということもあるかもしれません。
最近ではアメリカ駐日大使のキャロライン・ケネディが話題になりましたね。
彼女は日本の広島や長崎も訪れた事でも話題となり、日米関係に大きく貢献しました。
彼女も駐日大使として「任命」された人物です。
「任命」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「配属」【はいぞく】
- 「辞令」【じれい】
「配属」【はいぞく】
「配属」というのは割り当ててそれぞれの部署に定めるという意味です。
例えば新入社員が4月に入社した時、それぞれの部署に「配属」されますね。
一定の部署に配置して所属させるという意味になります。
「辞令」【じれい】
「辞令」というのは「官職や役職任命」に際し、その旨を記して本人に渡す文書、という意味を持ちます。
企業が従業員に対し、通知する公式文書であり、人事異動や転勤、昇給、昇進、新規採用の決定等で使われる書類を指します。
「任命」という表現はビジネスでも多く使われる表現ですので利用したことがあるという人もいるかもしれませんね。
仕事を「任命」されたら責任を持って職務に当たりたいものです。