「気前がいい」とは?意味や類語!例文と解釈
皆さんは「気前がいい」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、色々な場面で使われていますが、改めて言葉の意味や使い方を深く考えてみたことがないかもしれません。
そこでここでは、この「気前がいい」という言葉について、見ていくことにします。
目次
- 「気前がいい」とは?
- 「気前がいい」の英語と解釈
- 「気前がいい」の表現の使い方
- 「気前がいい」を使った例文と意味を解釈
- 「気前がいい」の類語や類義語
「気前がいい」とは?
「気前がいい」とは「金や物を出し惜しみしない」、「けちけちしない」、「物惜しみをしない」、「後腐れのない様子」などの意味がある慣用句です。
「気前がいい」の英語と解釈
「気前がいい」を英語で訳すと“generous”、“liberal”、“handsome”、“freehanded”、“bighearted”、“bounteous”などの言葉で表現することができます。
「気前がいい」の表現の使い方
「気前がいい」という言葉は、「惜しみなくなくお金を使う」や「きっぷがいい」というような意味がありますが、よく使われるシーンとしては、食事や飲ま会の時に、まとめてお金をボンと出して支払うような人を指して言うことがあります。
「気前がいい」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「気前がいい」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「気前がいい」を使った例文1
- 「気前がいい」を使った例文2
「気前がいい」を使った例文1
「普段はいつもけちけちしている彼が、この日に限っては、とても気前がいいのです」
いつもなら、1円単位まできっちりと割り勘をするような人が、急に「気前がいい」場合があります。
そんな時は、その人に大金が入ったのか、それとも何か下心があっての行動なのか、何れにしても普通では考えられないことが、その人にあったとしか考えられません。
「気前がいい」を使った例文2
「あいつは飲み会の時でも、とても気前がいいので、見ていても気持ちいいのです」
気前がいい人は、お金の使い方において、自分のレベルに見合った金額を出すということがあります。
具体的は言うと、飲み会などで幹事をしている時には、飲み代に関しては、自分が多めに支払うことが多いのです。
自分が支払いを少し多めにして上乗せして支払い、他の人の飲み代を軽くするわけです。
そんなことで、みんながいい気持ちで飲み会をお開きにすることができるのです。
「気前がいい」の類語や類義語
「気前がいい」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「羽振りが良い」【はぶりがよい】
- 「金に糸目をつけない」【かねめにいとめをつけない】
「羽振りが良い」【はぶりがよい】
「羽振りが良い」が「気前がいい」の類義語になります。
「財力や地位に恵まれて、思いのままに振る舞う」という意味になるのですが、この言葉は、鳥が飛び立つ時に羽を広げて振る姿から由来してきた慣用句とされています。
「金に糸目をつけない」【かねめにいとめをつけない】
「金目に糸目をつけない」も類義語の1つとして挙げることができます。
「惜しみなくいくらでも金を使うこと」という意味がある慣用句で、「糸目」とは「凧に付けて揚がり具合や姿勢をコントロールする糸」のことです。
この糸の付いていない凧が制御不能になったり、風に任せて飛んでいってしまうこととから、出費のことを気にしないことを掛けた表現とされています。
「気前がいい」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、この言葉はお金の支払いだけでなく、大きな気持ちでことを当たることができるような人も指して使われることがありそうです。
慌ただしい毎日を過ごしている人にとっては、なかなか真似できることではないかもしれませんが、いつでも気持ちだけは「気前がいい」ようなスタンスでいたいものです。
そうすることで、日々の生活のあり方が変わって見えてくるかもしれません。