「灰汁が強い」の意味とは!類語や概要
鍋料理が好きな人は、調理をしている時に出てくる灰汁をこまめに取るものです。
その鍋料理では、灰汁もある種の個性として理解することもできるのですが、「灰汁が強い」という表現を人に対して使うことがあります。
そこで今回は、この「灰汁が強い」という言葉にフォーカスして行きたいと思います。
目次
- 「灰汁が強い」とは?
- 「灰汁が強い」の表現の使い方
- 「灰汁が強い」を使った例文と意味を解釈
- 「灰汁が強い」の類語や類義語
「灰汁が強い」とは?
「灰汁が強い」とは、一般的に「山菜などに灰汁が多く含まれている」という意味があるのですが、これが転じて「一般的に受け入れられにくいような強い個性や性格を持っている」という意味で解釈されています。
- 「灰汁が強い」の読み方
「灰汁が強い」の読み方
「灰汁が強い」は「あくがつよい」という読み方になるので、特に「灰汁」の部分を重点的にチェックしておくといいでしょう。
「灰汁が強い」の表現の使い方
「灰汁が強い」とは、「一般に受け入れられにくいような強い個性の持ち主」という意味があるので、組織の中であまりにも個性が強すぎることで、周囲に馴染めない人を指して使うことがあります。
「灰汁が強い」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「灰汁が強い」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「灰汁が強い」を使った例文1
- 「灰汁が強い」を使った例文2
「灰汁が強い」を使った例文1
「彼の非常に灰汁が強い性格をしているので、その言動を見ると、よく周りから疎まれています」
組織の中で「灰汁が強い」タイプの人の多くは、このように疎まれてしまう傾向があります。
しかし、組織によっては、あまりにも弛んでいる環境なのであれば、「灰汁が強い」人が入っていくことで、逆に活性化していく可能性もあります。
「灰汁が強い」を使った例文2
「今年の新入社員は灰汁が強い人が多いので、社内の空気をかなり活性化して行く可能性があります」
毎年、入社してくる新人が個性の強い人間が数人は含まれています。
そのような人達が配属されてくることで、惰性的になっていた職場がらりと変わる可能性も秘めています。
「灰汁が強い」の類語や類義語
ここで「灰汁が強い」に似ている言葉にどのようなものがあるかを見ていくことにします。
- 「取っ付きづらい」【とっつきづらい】
- 「癖のある」【くせのある】
「取っ付きづらい」【とっつきづらい】
「取っ付きづらい」という言葉が「灰汁が強い」の類義語として扱うことができます。
「威厳があったり、無愛想であったりして親しみをもつことができない」、「付き合いにくい」という意味で用いられています。
「癖のある」【くせのある】
「癖のある」という言葉も類義語として見ることができますが、「物事や人物の独特な性質が目立つさま」という意味がある言葉です。
「灰汁が強い」という言葉の意味やその使い方を紹介してきました。
この言葉はあまり良くない印象があるのですが、使い方・解釈の仕方では良い意味で使うこともできる言葉です。
いい意味で言えば、「個性あふれる」という理解もできるのですが、そのような人との付き合い方で、その個性を良い方向に導いていくことも大切なことです。