「遺烈」とは?読み方や使い方を解説!
この「遺烈」は、あまり見聞きしない言葉ですが、それに該当するものは盛んに見聞きしているでしょう。
目次
- 「遺烈」とは?
- 「遺烈」の表現の使い方
「遺烈」とは?
「遺烈」とは、先人の残した功績のことです。
その為、この言葉自体は知らなくても、色々なそのようなものを見聞きしているものです。
「遺烈」という言葉に「残した功績」という意味が含まれている為、「○○の残した遺烈」といった使い方はせず、「○○の遺烈」で構いません。
過去の偉人のそのようなものが書物として残っていたり、語り継がれています。
- 「遺烈」の読み方
「遺烈」の読み方
「遺烈」は、「いれつ」と読む言葉です。
この「遺烈」と似た意味の「列伝」(れつでん)という言葉があり、こちらは功績だけとは限らず、伝記という意味合いの強い表現になります。
尚、この2つの言葉は共に「れつ」と読む漢字を使っていますが、「遺烈」のそれは「烈」で、「列伝」では「列」となるので注意してください。
「烈伝」という表記もありますが、「列伝」とするのが一般的です。
「遺烈」の表現の使い方
「遺烈」は、素晴らしい功績があった人のそれを称える為の言葉だと考えていいでしょう。
よって、発明王のエジソンや、ライト兄弟などの歴史上の偉人の功績に使われます。
会社を倒産の危機から立て直した伝説の社長などという存在のそれにも使えなくもありませんが、少々大げさな表現になってしまいます。
尚、遺した(のこした)という意味合いが含まれる言葉なので、まだ存命の人の功績には使いません。
「遺烈」と表現される功績は、歴史として残っているほど有名なものだと考えていいでしょう。
基本的に、それほどのものでない限りは使わない言葉です。