「最頻値」とは?「平均値」や「中央値」も含めて詳しく解説!
この「最頻値」は、数学でも統計学の分野にならないと、あまり見聞きしない言葉です。
目次
- 「最頻値」とは?
- 「最頻値」の概要
「最頻値」とは?
「最頻値」とは、文字通り、最も頻繁に出現した(数字)のことです。
何かの統計を採り、その中の最頻値はこれだったという使われ方になります。
例えば、値が必ず1~5のいずれかになる何かのテストを20回行ったとします。
その結果、1が4回、2が5回、3が2回、4が6回、5が3回だったとすると、このテストでの最頻値は6回を記録した「4」です。
- 「最頻値」の読み方
「最頻値」の読み方
「最頻値」は、「さいひんち」と読む言葉です。
「平均値」(へいきんち)や「中央値」(ちゅうおうち)と共に統計学では頻出する言葉で、これらの言葉と合わせて以下で詳しく解説していきます。
「最頻値」の概要
上に挙げた、20回の施行で1が4回、2が5回、3が2回、4が6回、5が3回というデータを用いて「平均値」や「中央値」についても説明します。
まず、この場合の「平均値」は、1×4、2×5、3×2、4×6、5×3を足して試行回数の20で割り、答えは「95」となります。
そして、中央値はそれぞれの出現回数が1から順に、4回、5回、2回、6回、3回となる為、頭、及び後ろから10番目と11番目となった3同士を足し、2で割った「3」がそれになります。
試行回数が奇数の場合には、真ん中になった値がそのまま適用されます。
先の理由から「4」となる「最頻値」も含めた3つのこれらの言葉の違いは、このようになります。
「最頻値」はこのように、「平均値」や「中央値」とはまた別の意味のある言葉です。
この3つは合わせて覚えておくといいでしょう。