「言語道断」とは?意味や類語!例文と解釈
「言語道断」とは、「言葉では表現できないほどにひどいさま」を意味する言葉です。
「言語道断」の「意味・読み方・語源や由来・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「言語道断」とは?
- 「言語道断」の語源や由来
- 「言語道断」の表現の使い方
- 「言語道断」を使った例文と意味を解釈
- 「言語道断」の類語や類義語
「言語道断」とは?
「言語道断」という四字熟語の表現は、「言葉では言い表せないほどにひどいこと」や「もってのほかであること」を意味しています。
「言語道断」というのは、「話にもならないほど間違っていること」を意味している表現なのです。
「言語道断」の「言語」とは「言葉に出して表現すること」、「道断」とは「言うことが断たれること・方法が断たれること」を意味しています。
- 「言語道断」の読み方
「言語道断」の読み方
「言語道断」の読み方は、「ごんごどうだん」になります。
「言語道断」の語源や由来
「言語道断」の語源は「維摩経(ゆいまきょう)」などに記載されている仏教用語にあり、「奥深い仏教の真理や究極の悟りの境地は言葉では言い表せないという意味」に由来しています。
「言語道断」は元々は仏教の真理や悟り・解脱の境地が非常に奥深くて言葉で表現できないというポジティブな意味でしたが、現在では「言葉に言い表せないほどに程度がひどい」というネガティブな意味で使われます。
「言語道断」の表現の使い方
「言語道断」の表現の使い方は、「誰かの言動が言葉では言い表せないほどにひどい場合」や「誰かの行動・主張が話にもならないほどに大きく間違っている場合」に使うという使い方になります。
例えば、「大事な人に手をあげるDVというのは言語道断です」や「言語道断な犯罪に対しては厳しく処遇してほしい」などの文章で、この言葉を使うことができます。
「言語道断」を使った例文と意味を解釈
「言語道断」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「言語道断」を使った例文1
- 「言語道断」を使った例文2
「言語道断」を使った例文1
「言語道断な振る舞いをした彼とは、今後の付き合い方を考えていきたいと思います」
この例文は、「言葉では言い表せないほどひどい振る舞いをした彼とは、今後の付き合い方を考えていきたいと思う」ということを意味しています。
「言語道断」を使った例文2
「他人にどれだけ迷惑をかけても我関せずという悪びれない態度は、言語道断なものでした」
この例文は、「他人にどれだけ迷惑をかけても私には関係ないという悪びれない態度は、言葉では表現できないほどひどいものだった(もってのほかだった)」ということを意味しています。
「言語道断」の類語や類義語
「言語道断」の類語・類義語について、分かりやすく解説していきます。
- 「言語道過」【ごんごどうか】
- 「以ての外・論外」
「言語道過」【ごんごどうか】
「言語道断」の類語・類義語として、「言語道過」があります。
「言語道過」の四字熟語の意味は、「言葉で言い表せる程度を超えてひどいさま」や「すでに話にもならないほどに大きく間違っていること」を意味しています。
その意味合いから、「言語道断」とほとんど同じ意味を持つ類義語(シソーラス)として、「言語道過」を指摘できます。
「以ての外・論外」
「言語道断」の類語・類義語には、「以ての外・論外」があります。
「以ての外」という表現は「予想を超えて程度がはなはだしいこと・とんでもない」を意味していて、「論外」の表現は「話すまでの価値もなくダメなこと・もってのほかで話にならないこと」を意味しています。
それらの意味から、「言語道断」と良く似た意味を持つ類語として、「以ての外・論外」を上げることができます。
「言語道断」という言葉について解説しましたが、「言語道断」には「言葉では表現できないほどにひどいさま」などの意味があります。
「言語道断」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「言語道過」「以ての外・論外」などがあります。
「言語道断」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。