「まことしやかに」の意味とは!類語や概要
皆さんは「まことしやかに」という言葉を色々な場面で耳にしたことがあるかと思います。
この言葉を聞くと、どうしても疑いの目で物事を見てしまう人もいることでしょう。
そこで今回は、この「まことしやかに」という表現について、その意味や具体的な活用法も見ながら、考察していくことにします。
目次
- 「まことしやかに」とは?
- 「まことしやかに」の表現の使い方
- 「まことしやかに」を使った例文と意味を解釈
- 「まことしやかに」の類語や類義語
「まことしやかに」とは?
「まことしやかに」とは、「本当でないのにいかにも本当らしいことを言う」、あるいは「虚無のことを真実で装うこと」という意味になる言葉です。
「まことしやかに」の表現の使い方
「まことしやかに」は「実は本当ではないのだけれども、本当っぽい、本当っぽく見せる」というようなニュアンスになることから、「霊の存在がまことしやかにささやかれている」というように「霊が本当に存在しているかのよう噂が広まっている」とったような場面などで使われることになります。
「まことしやかに」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「まことしやかに」を使った例文を藻ながら、具体的な活用シーンをイメージしていくことにしましょう。
- 「まことしやかに」を使った例文1
- 「まことしやかに」を使った例文2
「まことしやかに」を使った例文1
「まことしやかな聞こえる作り話は次第に話が大きくなっていき、現実となってしまうこともあります」
冷静に考えてみると、明らかに嘘だと分かるような話でも、多くの人々の間で広まっていくことで、そのことが本当のように思えることや、実際に起きてしまい、現実のものとなるような事件・事故などがあるものです。
都市伝説も何処までが真実なのか分かりませんが、このようなことが出て来ることがあります。
「まことしやかに」を使った例文2
「一部の人の間では、今月の8日に巨大な地震が首都圏で起こるという噂がまことしやかにささやかれていましたが、実際には起きることがなかった」
これも都市伝説と化していることになりますが、実際には何も起こらず、単なる噂レベルで終わってしまうものです。
「まことしやかに」の類語や類義語
では、ここで「まことしやかに」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「いかにも本当らしく」【いかいもほんとうらしく】
- 「架空」【かくう】
「いかにも本当らしく」【いかいもほんとうらしく】
「いかにも本当らしく」が「まことしやかに」の類義語の1つとして挙げることができます。
「真実のことではないのに、最もらしく見える」というような意味で使われています。
「架空」【かくう】
「架空」の「まことしやかに」の類義語として扱うことができますが、「事実に基づかず、想像で作ること」という意味で使われています。
「架空の存在」、「架空の話」というキーワードがありますが、話の内容によっては、「架空」なものが本当のものに思えることがあります。
世の中には「まことしやかに」的な事柄が実にたくさんあります。
しかし、その内容に惑わされることなく、冷静にその真実を見極めることができないと、その話に居振り回されることになるので、注意が必要です。