「牛歩」の意味とは!類語や言い換え
「牛歩」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「牛歩」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「牛歩」とは?
- 「牛歩」の表現の使い方
- 「牛歩」を使った例文と意味を解釈
- 「牛歩」の類語や類義語・言い換え
「牛歩」とは?
「牛歩」とは牛のように、遅い歩みのことを言う言葉です。
また物事がなかなか片付かないことにも言います。
- 「牛歩」の読み方
「牛歩」の読み方
「牛歩」と書いて「ぎゅうほ」と読みます。
「牛歩」の表現の使い方
「牛歩」とは牛が歩くと書きますが、意味は牛のように歩みが遅いということと、物事がなかなかはかどらない様子にも使います。
「牛歩」を使った例文と意味を解釈
それでは「牛歩」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「牛歩」を使った例文1
- 「牛歩」を使った例文2
「牛歩」を使った例文1
「やれやれ、牛歩戦術できましたか、まあ想定内ですが」
「牛歩戦術」とは何かと言えば、議会において、審議を引き延ばすように、わざとにのろのろと歩くことを言います。
議事日程を遅らせる、時間切れで廃案を目指すといったことになるのですが、これは議会を妨害する目的とされています。
対抗手段であるという意見もあれば、議会機能の低下、ひいては国民の信頼を損なうという意見もあります。
「牛歩」を使った例文2
「牛歩の速度かもしれないけれど、私は少しずつは成長しているのよ」
「牛歩」とは牛の歩みのことで、ゆっくりである、物事がなかなかはかどらないという意味で使う言葉です。
例文のように、ゆっくりではあるけれど、少しずつ成長はしているという意味で「牛歩」という言葉を使うのです。
「牛歩」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「牛歩」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「低速」【ていそく】
- 「緩慢な足運び」【かんまんなあしはこび】
「低速」【ていそく】
「低速」とは速度が遅いという意味です。
「何、この低速運転は。もっと速く動かないの?」「安全の為、慣れるまでは低速で動かした方がいいよ」「このミシンは馬力があるので低速で縫っても速いと感じる」などと使います。
「緩慢な足運び」【かんまんなあしはこび】
「緩慢」とは動作がゆっくりで、のろいという意味です。
「足運び」とは足の動かし方のことですから「緩慢な足運び」とはゆっくり、のろのろと足を動かすということになります。
「そのような緩慢な足運びでは、夜になっても目的地に着かないぞ」「疲れから、緩慢な足運びで、今にも座り込みそうである」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「牛歩」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「牛歩」とは漢字の通り、牛の歩みです。
牛のようにゆっくり遅い歩みのことで、物事がなかなかはかどらないことに言います。
「牛歩」の意味がわかりますと「牛歩戦術」といった言葉の意味も自然と理解できることでしょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。