「蝕まれる」の意味とは!類語や言い換え
「蝕まれる」と言う表現を知っているでしょうか。
ここでは「蝕まれる」と言う言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「蝕まれる」とは?
- 「蝕まれる」の表現の使い方
- 「蝕まれる」を使った例文と意味を解釈
- 「蝕まれる」の類語や類義語・言い換え
「蝕まれる」とは?
「蝕まれる」と言うのはマ行5段活用の「蝕む」の未然形「蝕ま」に受身、尊敬、自発、可能の助動詞である「れる」をつけた形になります。
すり減らされるか悪化される、と言う意味があり、例えば「病に蝕まれる」と言う言い方は特に有名ですね。
病にかかる、病魔に冒される、などと言うときには「病に蝕まれる」と言う表現が使われます。
それ以外にも減耗する時にもこの表現が使われ、例えば「ストレスによって体が蝕まれる」などと表現されます。
- 「蝕まれる」の読み方
「蝕まれる」の読み方
「蝕まれる」は「むしばまれる」と読みます。
日常的に使う表現ではありませんが、ぜひ覚えておきたい言い回しの1つです。
「蝕まれる」の表現の使い方
「蝕まれる」と言う表現は引き起こされる、衰弱する、進行する、などと言う時にも使われます。
例えば、現代人は忙し過ぎてストレスを溜め込みやすいと言われていますが、そのストレスによって体調不良を引き起こすことがありますよね。
つまり、これは忙し過ぎて心や体が蝕まれた、と言うことになるのです。
あまりにも忙しいと体力を回復できず、それによって疲れが溜まっていきます。
ストレスが溜まればそれが心身症などの形で体に影響を及ぼしてしまうことがあります。
これは心や体が蝕まれていると言うことになるのです。
「蝕まれる」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「蝕まれる」を使った例文1
- 「蝕まれる」を使った例文2
「蝕まれる」を使った例文1
「彼は極度のストレスで精神を蝕まれてしまいました」
ストレスといっても簡単にストレス解消できるのであれば問題ありません。
しかし、あまりにも体が疲れていたり、なかなかストレス解消できる状態になく精神的に疲れてしまったりすれば、そのまま精神が蝕まれてしまうこともあります。
ストレスは意外に怖いものですから、ため込まないように気をつけていかなければいけません。
「蝕まれる」を使った例文2
「高齢の母は体が病に蝕まれている」
歳をとるといろいろ体に不調が出てきますよね。
今まで元気だったと思っていても、いつの間にか病気になってしまった、病気になってしまったら足や腰がいきなり悪くなってしまった、などと言うこともあるかもしれません。
また、病気になっても病院に行くのが面倒などと思ってしまい、なかなか病院に行かないと言うことで病気が悪化してしまうこともあるのではないでしょうか。
体が病に蝕まれないように、しっかりと病院にいかなければいけません。
また、生活習慣を正して健康な生活を意識しましょう。
「蝕まれる」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「減耗」【げんもう】
- 「消磨」【しょうま】
「減耗」【げんもう】
「減耗はすり減ること」、「すり減らすこと」、と言う意味です。
例えば棚卸減耗などと言う言葉があります。
「消磨」【しょうま】
「消磨」と言うのは全てなくなると言う意味です。
意思や精神、意欲などが徐々にすり減らされてしまう時、この表現が使えます。
「蝕まれる」と言う表現は体や心に影響があるときによく使われる表現です。
体力や気持ちが蝕まれないよう、ストレス解消しながら生活していきたいですね。