「酷薄」の意味とは!類語や言い換え
「酷薄」とは、「残酷で薄情なさま」を意味する言葉です。
「酷薄」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「酷薄」とは?
- 「酷薄」の表現の使い方
- 「酷薄」を使った例文と意味を解釈
- 「酷薄」の類語や類義語・言い換え
「酷薄」とは?
「酷薄」という表現は、「人間性・行動などが、容赦なく残酷で薄情なさま」を意味しています。
「酷薄」というのは、「他者に残酷なひどい仕打ちをすることや苦しんでいる他者を見ても情けをかけないこと」を意味している言葉なのです。
「酷薄」の漢字表記は、「刻薄」と表記されることもあります。
- 「酷薄」の読み方
「酷薄」の読み方
「酷薄」の読み方は、「こくはく」になります。
「酷薄」の表現の使い方
「酷薄」の表現の使い方は、「他者を残酷なひどい目に遭わせたり、苦しんでいる他者を薄情に見捨てたりする様子・情況・人間性」を意味して使うという使い方になります。
「酷薄」というのは、「残酷で薄情な様子」を示唆して使うことのできる表現であり、「人間性・人柄」にも「行為・情況」にも使用することができます。
例えば、「彼女の酷薄な人間性を目の当たりにしてから、美しい彼女のことが怖くなりました」といった文章で使えます。
「酷薄」を使った例文と意味を解釈
「酷薄」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「酷薄」を使った例文1
- 「酷薄」を使った例文2
「酷薄」を使った例文1
「第二次世界大戦における総力戦は、原爆という大量破壊兵器の使用だけではなく、敵を物のように扱う酷薄さを極めていました」
この「酷薄」を使った例文は、「第二次世界大戦における総力戦は、原爆という大量破壊兵器の使用だけではなく、敵を物のように扱う残酷非道な攻撃性と情けがない薄情さを極めていた」を意味しています。
「酷薄」を使った例文2
「人の痛みや苦しみに共感することができない酷薄な人間だけにはなりたくないものです」
この「酷薄」を使った例文は、「人の痛みや苦しみに共感することができない残酷で薄情な性格をした人間だけにはなりたくないものである」ということを意味しています。
「酷薄」の類語や類義語・言い換え
「酷薄」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「暴虐・残忍」
- 「無情・冷血」
「暴虐・残忍」
「暴虐」という表現は、「暴力的に他者をひどく虐げて傷つけること」を意味しています。
「残忍」というのは、「無慈悲・残酷なことを平然とするさま」を意味しています。
それらの意味から、「酷薄」と近しい類似の意味を持つ類義語(シソーラス)として、「暴虐・残忍」という表現を上げることができるのです。
「無情・冷血」
「無情」という表現は、「情け容赦がないこと・情けや情趣に欠けているさま」を意味しています。
「冷血」というのは、「人間的な温かみや情けの感情がなくて、人柄がとても冷たいこと」を意味している表現です。
それらの意味合いから、残酷で情け容赦がないことを示す「酷薄」の表現は「無情・冷血」という表現で言い換えることが可能なのです。
「酷薄」という言葉について解説しましたが、「酷薄」には「残酷で薄情なさま」などの意味があります。
「酷薄」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「暴虐・残忍」「無情・冷血」などがあります。
「酷薄」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。